高校生の親が多く直面する叱り方の悩みと工夫
最近、株式会社DeltaXが行った「子どもを褒める・叱る」に関する調査によると、保護者の約83%が「褒めて伸ばす」を意識していることがわかりました。しかし、叱る頻度も無視できない要素です。特に、「片づけ」が小学から高校生までの保護者が多く叱る理由の一つとなっています。
褒めて伸ばすことが基本
調査では、保護者の83%が「褒めて伸ばす」ことを意識していると答えています。その中には、「とても意識している」と「やや意識している」を合わせると83%に達しており、無視できない数の家庭がこのスタンスを持っています。とは言いながらも、「ほとんど叱らない」と回答した家庭は11%にとどまることから、叱ることも他の保護者の家庭と同様に日常的に行われている様子が伺えます。
叱る理由と行動
保護者が具体的にどのような理由で子どもを叱っているのかを探ると、最も多いのが「片づけない」という行為で、47%の親がこの理由を挙げています。日常生活に関しての注意が多いものの、小学生の家庭では「片づけ」が66%を占めており、次いで「礼儀やマナー」が56%という結果も出ており、年齢が上がるにつれて叱る内容は多様化しているようです。
高校生になると、特に「片づけない」という理由が依然として多く見られ、約35%の保護者がこのことに対して叱っていると回答しています。際立った点は、切迫した問題(生活リズムやスマホの利用時間など)も含まれ、一つの言葉では片付けられない複雑さが存在しています。
強く叱る理由
保護者が強く叱る理由としては、「悪い習慣が身についてしまうこと」が最も多く、42%の割合を示しています。また、以前に注意した内容を繰り返されたことが強い叱咤の背景にある形が見られ、多くの親が不安を感じていることは否めません。
叱った後の振り返り
強く叱った後に保護者がどう振り返るかも重要です。「叱る必要があり、伝え方も適切だった」と感じた保護者は37%にとどまり、多くは「言い方や態度が強すぎた」「叱る以外の方法をとったほうが良かった」と反省の声も上がっています。こうした振り返りから、実際に保護者は叱るときに悩むことが多いとされており、全体の74%が叱り方に対する悩みを経験しているとのことです。
叱り方の工夫
保護者たちは叱り方を工夫しています。一つは、感情的にならないよう心を落ち着けること。様々な保護者が「深呼吸をする」「場を離れて冷静に話す」といったアプローチで改善を目指しています。
また、子どもに話しを聞く姿勢を取り入れた家庭もあります。「一方的に注意するのではなく、子どもの意見や理由を聞くように心がけた」という声も多く見受けられ、保護者が感情のまま叱るのをやめ、冷静なコミュニケーションをはかることが家庭環境改善の一助となっています。
さらに叱った後は「フォローを忘れない」ことも重要視されており、お互いに謝り合うケースも見られるそうです。叱った後に子どもが成長したと感じたらしっかりと褒めることも心掛け、ポジティブな関係性を築くことが目指されています。
まとめ
今回の調査からは、保護者が子どもをどう褒め、どう叱るのか、そのスタンスや苦労が浮き彫りになりました。褒めることが基本ながらも、必要な場面で叱ることの重要性も明らかです。叱り方への工夫や振り返りを通じて、家庭内のコミュニケーションをより円滑に進めるためのヒントが得られるでしょう。