地域の魅力を発信！新しいインバウンド対策「日本体験メニュー」

地域の魅力を発信する「日本体験メニュー」

近年、外国からの旅行客が求める旅のスタイルが大きく変わってきています。過去の団体旅行から、より個人の嗜好に合った体験を楽しむ個人旅行へと移行しているのです。この変化に対応するため、信金中央金庫は新たな試みとして「日本体験」販促支援パッケージを発表しました。これは、日本各地の個性豊かな体験を外国人旅行客に提供しつつ、地域の活性化を図るものです。

信金中央金庫は地域密着型の金融機関であり、地域の特性や文化に精通しています。この力を活かして、信用金庫と連携し、自身の取引先から着物体験や和食作りなどの“日本体験メニュー”を募集中です。これらは、㈱地域ブランディング研究所が運営する「Attractive JAPAN」という予約サイトを通じて、世界的に有名な旅行情報サイトにも掲載されます。これにより、全国各地の魅力を外国人旅行客に広くアピールすることが狙いです。

個人旅行へのシフト

国や地域を問わず、旅行者は「モノ消費」と呼ばれる物の購入から、「コト消費」という体験することを重視する傾向が強まっています。このため、旅行業界も従来の団体形式ではなく、個々の旅行者が好む体験を提供する必要があります。日本では、地元の文化や伝統を体感できるアクティビティが注目されており、特に外国人旅行客に人気があります。

日本体験メニューの内容

この販促支援パッケージでは、以下のような体験メニューを掲載します。

- 着物体験：和服を着る体験を通じて、日本の美を実感。
- 和食料理体験：日本料理の技術を学びながら、地元の食材を楽しむ。
- 神輿体験：地域のお祭りを通じて、地元文化を体験。

さらに、果物狩り、川下り、スキーレッスンなど、体験型のレジャーアクティビティも含まれます。これらのメニューは、訪れた地域の特色を味わうことができると同時に、観光客にとっても新しい魅力となるでしょう。

取引先企業への3つのメリット

信用金庫の取引先となる中小企業は、このプログラム参加によって以下のようなメリットを受けることができます。
1. 日本語での手続き：複雑な手続きなしで、すべてが日本語で進められます。
2. プロからのコンサルティング：外国人が興味を持つ体験メニューや価格設定についての専門的なアドバイスを提供。
3. 一括対応の利便性：予約受付やお問い合わせ対応、決済の管理を委託でき、運営の手間が軽減されます。