GNSS不要な新型ドローン「BOX82」が実現する安心の飛行技術
埼玉県に拠点を持つ株式会社アトラックラボが、新たに開発したドローン「BOX82」は、3D LiDARと高度な自己位置推定技術により、GNSS(GPS)が使えない環境でも安定した飛行を実現しています。屋内やプラント、トンネル、地下施設での点検業務など、今まで技術的に困難だった現場での運用を可能にします。
「BOX82」の特長
「BOX82」は、一辺82cmの保護フレームを装備しており、これによって機体の全体を安全に囲うことができます。この設計は、壁や設備との接触時の衝撃を軽減するため、特に狭い通路や設備が密集した場所での飛行時にも安心です。また、3D LiDARとSLAM技術を活用し、周囲の環境をリアルタイムで認識することで、高度な自己位置推定を実現しています。これにより、GNSSが不可能な状況でも安定性が保たれます。
高度な制御システム
「BOX82」は、飛行制御にArduPilotを採用しており、拡張性と信頼性の高い制御システムを搭載しています。これにより、用途に応じた各種センサーや周辺機器との連携を柔軟に実現できます。加えて、カスタマイズ性にも優れており、用途に応じた多様なセンサーやカメラなどを装備することができ、研究開発から具体的な産業用途まで幅広く対応可能です。
開発の背景と市場のニーズ
最近では、設備点検やインフラのメンテナンスにドローンがますます利用されるようになった一方で、屋内や特殊な環境での安定した飛行が難しいという課題がありました。特に配管や設備が密集した空間では、機体の接触リスクが高く、安全性の確保が求められています。そのため、「BOX82」の開発が促進されました。これにより、安全かつ効率的な点検業務が実現することでしょう。
想定される使用シーン
「BOX82」は、プラントや工場の設備点検、トンネルや地下施設の調査、さらには災害現場での状況確認に最適です。これまで技術的に困難だった環境での運用が期待されます。また、研究機関や企業向けに提供することで、現場の課題に応じたカスタマイズも可能にし、より多様なニーズに応えていきます。
会社情報
株式会社アトラックラボは、フィールドロボットの開発やロボットシステムインテグレーションを手掛ける企業であり、商業用から研究開発まで幅広く技術を提供しています。無人システムの設計、開発、さらにはROS 2対応など、先端技術を駆使しながら、お客様のニーズに応じた最適なソリューションを提供しています。今後も「BOX82」を使った新たなビジネスモデルを展開し、産業用途でのドローンの可能性を広げていくことでしょう。