JTBが「Bundle by freee」を導入しガバナンス強化を図る

JTBが「Bundle by freee」を導入

株式会社JTBが、フリー株式会社の提供する「Bundle by freee」を導入したことが発表されました。この新しいツールの採用により、JTBは約18,000名のSaaSアカウントを一元的に可視化し、ガバナンスの強化を図ります。

導入の背景と目的

JTBは、IT部門を経由せずに現場がSaaSを導入できる状況が続く中で、社内での情報の把握が難しくなっていると感じていました。「社内の誰が何を利用しているのか」が曖昧になり、結果としてコスト管理やガバナンスの面での課題が浮上しています。また、不明確なコストにより、ボリュームディスカウントの検討も難しく、退職者のアカウント放置による情報漏洩のリスクも懸念されていました。

このような状況を打破するため、JTBは「Bundle by freee」を導入する決断を下しました。このツールは、SaaSの利用状況を可視化し、管理業務を効率化する機能を提供します。自社のSaaS利用状況を正確に把握することにより、コスト最適化やガバナンス強化の基盤を構築することができます。

期待される効果と今後の展開

JTBでIT企画チームの担当部長を務める二子石恭寛氏は、「Bundle by freee」に導入した理由について、「可視化」と「自動化」の機能を強調しています。社内のSaaS利用状況が網羅的に可視化されることで、業務の効率化とコスト削減が実現されると考えています。また、自動化機能を活用することで、退職者のアカウントを自動で検知・削除することができ、管理工数を大幅に削減しつつ確実なセキュリティの確保が期待されています。

さらに、入社時のアカウント発行の自動化を図り、業務の迅速化を進めていく意向も示されています。今後は、現状を「可視化」することから始め、ビジネスの機動力を損なうことなく、厳格なモニタリング体制を構築していくとのことです。

JTBとfreeeの概要

株式会社JTB
- 代表者: 山北栄二郎
- 所在地: 東京都品川区
- URL: JTB公式サイト

フリー株式会社
- 代表者: 佐々木大輔
- 所在地: 東京都品川区
- URL: freee公式サイト

JTBは今回の「Bundle by freee」の導入を通じて、コスト管理とガバナンス強化に取り組み、情報システム担当者が本業に専念できる環境の整備を目指しています。この動きがどのように展開され、結果をもたらすか注目です。

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