AIコールセンター始動
2025-01-24 13:26:00

国土交通省の荒川下流河川事務所にAIコールセンター導入123

荒川下流河川事務所に音声AIコールセンターが導入



国土交通省関東地方整備局の荒川下流河川事務所が、TIS株式会社が提供するAI駆動のコールセンターシステム「Dialog Play®」と「Amazon Connect」を組み合わせたボイスボットを導入しました。このプロジェクトは短期間での実施と低コストを実現しており、今後の行政サービスの新たな可能性を示しています。

AIコールセンターの目的



AIコールセンターは、24時間365日体制で電話による問い合わせに応答することを目的としています。これにより、インターネット環境が整っていないユーザーでも必要な情報を手に入れることができます。特に、河川管理に関する問い合わせは多岐にわたりますから、このサービスにより職員の業務負担が軽減され、より質の高いサービスが提供されることでしょう。

荒川下流河川事務所の役割



荒川下流河川事務所は、埼玉県と東京都を流れる荒川の下流約30kmを管理し、首都圏を洪水から守る重要な役割を担っています。堤防の強化や震災対策など、ハードとソフトの両面で取り組みを進めています。また、小名木川出張所では、ウエアラブルカメラを用いた河川巡視や3Dデジタル河川図による工事管理を導入するなど、全国的に見ても先進的なDX(デジタルトランスフォーメーション)を実施している施設です。

DX施策の進展



DX施策の一環として、2023年には公式ウェブサイト上にチャットボットが導入され、PCやスマホを通じた自動応答が始まりました。このチャットボットは、ユーザーからのテキスト問い合わせに迅速に対応し、河川のライブカメラ映像や水位情報などを提供します。その次のステップとして、音声AIを用いた電話応答を計画し、2024年5月に導入が決定されました。

TISの選定理由と導入の特長



TISのAIコールセンターが選ばれた理由は、電話の音声回答がスムーズで、ボタン操作なしに利用できる点です。既存のチャットボットとAmazon Connectの融合により、コストを抑えつつ質の高いサービスを実現しています。

導入後の効果



新たに導入されたAIコールセンターでは、お客様からの問い合わせをAmazon Connectに転送し、AIが会話を解析。適切な回答を音声で提供します。これにより、一般的な問い合わせの多くに自動で応じることが可能となり、業務の効率化が図られます。さらに、緊急時には担当者に電話を転送するフローも整えています。

コメントと未来の展望



国土交通省関東地方整備局の副所長や河川情報課長、DX専門調査官からは、TISの開発に対する感謝の言葉が寄せられています。彼らはこのシステムが全国的なモデルになりうると確信し、今後生成AI技術も活用していく可能性について言及しています。AIコールセンターのさらなる進化が期待される中、TISはこれからも社会に貢献するサービス提供を続けていくことでしょう。

詳細な情報は、TISの公式サイトにてご確認いただけます。


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会社情報

会社名
TIS株式会社
住所
東京都新宿区西新宿8-17-1住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071

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