江戸川乱歩の生誕月に池袋で開催されるミステリーイベント『としま！乱歩祭』

池袋で盛り上がる『としま！乱歩祭』

江戸川乱歩の生誕月である10月、豊島区池袋はミステリーの魅力に包まれます。2025年10月11日(土)から11月3日(月・祝)まで開催される『としま！乱歩祭』では、街中が乱歩作品にインスパイアされた体験型イベントで溢れ、参加者は様々な形式でミステリーを楽しむことができます。

豊島区と江戸川乱歩の深い関係

豊島区は江戸川乱歩の終の棲家が現存する場所であり、彼の文学活動に深く関わってきた地域です。この地でのひとつの目標は、「豊島区をミステリーの聖地に」という合言葉のもと、文化と教育の連携を強化することです。乱歩の作品やミステリー文化を通じて、地域の魅力を再発見し、訪れる人々に新たな体験を提供します。

イベントの内容

1. 立教大学池袋キャンパス

本イベントの中心となる立教大学では、少数限定の朗読劇や特別な展示を行います。特に注目すべきは、江戸川乱歩生誕記念イベント「乱歩の頭の中を覗く」。著名な落語家の柳家喬太郎氏や、乱歩の直系の子孫である平井憲太郎氏、人気声優の東地宏樹氏が集結し、本格的なトークセッションと朗読のパフォーマンスを繰り広げます。

また、乱歩が実際に住んでいた邸宅も特別開館され、彼の執筆活動を垣間見ることができる展示室も設置されます。

2. 東武百貨店池袋本店

この百貨店内では、探偵として東武百貨店を巡る体験型ミステリー「違和館探偵」が用意されています。このイベントでは、プレイヤーが東武百貨店内の「迷宮」を探索し、不思議な現象を解明することで新たな発見を楽しめます。

3. 池袋西口エリア

さらにアクティブに謎解きを楽しみたい方は、池袋西口エリアで「車窓探偵」としてバスに乗り、都市伝説「黒マントの男」を追う体験型ミステリーに参加できます。実際の街を走るバスの車窓から不可解な現象を観察し、真相を解明するスリリングな体験です。

4. 経済との結びつき

主催者の立教学院や東武百貨店とともに、豊島区もこのイベントに大きく関わっています。商業施設や観光名所、大学などが一体となって創り出す新しいミステリー文化は、地域経済にも良い影響をもたらすでしょう。

参加方法

近日中に公式ウェブサイトで詳細な参加方法や各イベントのスケジュールが発表されます。興味を持たれた方は、早めの参加申し込みをお勧めします。

総じて『としま！乱歩祭』は、江戸川乱歩の魅力を再発見しつつ、地域の文化を感じることができる絶好の機会です。ミステリー好きの方もそうでない方も、ぜひ池袋に足を運んで新しい体験を楽しんでください。