イオンとトムラ・ジャパン協力、ボトルtoボトル推進に向けた新たな取り組み

イオンとトムラ・ジャパンの新たな連携

最近、イオンが環境に配慮した新たな取り組みを進めるため、トムラ・ジャパン株式会社と連携協定を結びました。この取り組みは、特に「ボトルtoボトル」のコンセプトに基づき、使用済みペットボトルなどのリサイクルを一層加速することを目指しています。

背景と目的

イオンでは、限りある資源を適切に活用し、持続可能な社会を実現するためのマテリアリティを明確にしています。その一環として、ペットボトルを中心とした使用済み容器の回収や再資源化に取り組んでいます。2021年より始まった「ボトルtoボトル」のプロジェクトは、飲料ブランド「トップバリュ」のペットボトルの環境への影響を最小限に抑えるために設けられましたが、その中で特に安定した資源供給と品質維持が課題となっていました。

この度トムラ・ジャパンとの連携により、WAON付与型のペットボトル・アルミ缶自動回収機を導入することになり、消費者が環境活動に参加しやすい環境を整えることが可能になります。これにより、回収量の増大と共に、質の高い再資源化を実現し、トップバリュ製品へと効率よく再利用されていくことが期待されています。

自動回収機の導入計画

2023年10月からは、イオンモールや一般小売業（GMS）、スーパーマーケット（SM）などの大型店舗を対象に、年間200台の回収機が設置される予定です。最終的には2030年までに、グループ全体で新たに1,000台の回収機の導入を目指しています。

特に、資源ごみの収集頻度が少ない地域、そして大量の人が集まる都市部の集合住宅に隣接する店舗など、地域の特性に合わせた機器の設置が計画されています。これにより、消費者が手軽にリサイクルに参加できる機会が増えることが見込まれています。

「つなぐステーション」と地域貢献

また、店頭における資源回収「つなぐステーション」の展開も行われます。このような回収ポイントを通じて、全国のイオン店舗が地域における資源循環の拠点となることを目指します。約5,000カ所以上の回収拠点が整備予定であり、地域に根ざした持続可能な社会の実現を図ります。

未来に向けた展望

イオンは、お客様と共に持続可能な循環型社会の実現に向けて進んでいく所存です。これからも、環境負荷の少ない社会作りを目指して努力し、より良い生活を未来に繋げていくことを目指します。消費者一人ひとりが環境意識を纏って行動することで、より豊かな未来を築いていけることでしょう。環境への意識が高まる中、イオンとトムラ・ジャパンの協力が、新たな資源循環の道を切り開いていくことが期待されます。