まちの本屋とホテル「ねをはす」に期待寄せる
山口県の下関市に、2024年11月2日に「ねをはす」という新しい文化複合施設がオープンします。この施設は、宿泊者だけでなく、一般の方も利用できる本屋やカフェ、イベントスペースを兼ね備えた新しいスタイルのホテルです。運営は、地元で40年の歴史を持つはやし住宅が行い、日本出版販売株式会社の子会社であるひらくがプロデュースしています。
予約開始日と宿泊情報
宿泊予約は2024年9月3日から受付が始まります。公式サイトや楽天トラベル、じゃらんネットでの予約が可能です。気になる方は早めのチェックをお勧めします。
「ねをはす」のコンセプト
「ねをはす」という名称は、「根を張る」「根差す」という意味が込められています。この施設を訪れる人々にとっての心の拠り所となり、地域にナチュラルな文化が根付くことを期待しています。特に、下関市に暮らす人々が本を通じて豊かな日々を享受できることを目指しています。
施設の特色
「ねをはす」が他のホテルと異なるのは、本屋とホテルの融合を実現している点にあります。約2万冊の本が集まる「ねをはすBook&Cafe」では、厳選された本が並び、出迎えるシンボルともいえるシマトネリコの木が訪れる人々を癒す空間を提供します。特に、宿泊者限定の「夜の本屋」では、夜の静かな時間の中で新たな本との出会いが楽しめます。
宿泊施設は、スタンダードルームからコンセプトルームまで全39室を用意。各部屋にはテーマに合わせて厳選された書籍が揃えられており、客室ごとに異なる体験ができます。加えて、最上階には家族連れにも優しい二段ベッドルームやエグゼクティブルームなど、多彩なシチュエーションに対応する部屋が揃っています。
レストランの魅力
また、「Restaurant Neohas」では、地元の契約農家から届く季節の食材を活かした料理が提供されます。宿泊者専用の朝食や夕食は、新鮮さとおいしさにこだわり、地元の特産品も楽しめるコース料理が用意されています。ランチはどなたでも利用できるハーフビュッフェ形式にて、多彩な料理が楽しめます。
地域への貢献
運営を担当するはやし住宅の社長は、この施設が地域の人々の生活の一部となり、特に子どもたちの好奇心を育む特別な場所となることを願っています。このように、「ねをはす」は、宿泊施設としてだけでなく、地域に根差した本の魅力を広める場としても重要な役割を果たすでしょう。
まとめ
「ねをはす」は、ただの宿泊施設ではなく、人との交流や知識の発信、地域文化の育成を目指す場所です。開業が待たれる中、訪れた人々にとっての新しい居場所として、期待が高まっています。