GMOインターネットが提供するGPUクラウドがSakana AIの次世代開発基盤に採用

GMOインターネットのGPUクラウドがSakana AIに採用

現在、日本のAI産業は急速に進化しており、その中心となるのがAI関連スタートアップです。そんな中、GMOインターネットが提供する「GMO GPUクラウド」が、日本最速のユニコーン企業であるSakana AIに採用されたというニュースが入ってきました。この採用を通じて、GMOインターネットはSakana AIの次世代AI開発基盤を支える重要な役割を果たすことになります。

Sakana AIとは

Sakana AIは、2023年に設立された東京を拠点とする生成AIスタートアップで、CEOのデイビッド・ハ氏を中心に運営されています。この企業は、自然の進化を模倣した「進化的モデルマージ」技術や、AIが自動で研究アイデアを生成、実行、論文まで執筆する「AIサイエンティスト」システムなど、革新的なAI技術の開発を推進しています。さらに、日本語対応の言語モデルや画像生成AIの研究にも力を入れており、国際的な注目を浴びています。

GMO GPUクラウドの特徴

GMO GPUクラウドは、生成AI向けに最適化された高性能GPUクラウドサービスです。このクラウドサービスは、国内においてトップの性能を誇り、2024年11月には世界のスーパーコンピュータランキング「TOP500」にて世界37位、国内6位にランクインしており、その技術的な優位性が評価されています。

主な特徴としては、大規模な分散学習に最適化された強力な技術基盤や、高速なストレージ、幅広いライブラリの提供、迅速で手厚い技術サポート体制があります。特に、リアルタイムでGPUサーバーの状況を監視できるGrafanaダッシュボードにより、学習効率を常に把握・最適化できる環境が実現されています。このような環境により、Sakana AIは自社の研究開発に専念できる環境が提供されるのです。

Sakana AI CEO デイビッド・ハ氏のコメント

デイビッド・ハCEOは、「GMO GPUクラウドは、私たちのワークロードにとって非常に適切な環境が整っていたため、必要な時間を研究に集中することができました。また、技術者の迅速な対応により、大規模実験を安心して継続できる点も評価しています」とコメントしています。これは、GMO GPUクラウドの質の高さを裏付ける言葉です。

今後の展開

GMOインターネットは、生成AIに特化したインフラを提供し続けることで、日本のAI産業の成長を促進していく考えです。AIは、医療や製造などのさまざまな産業において革新をもたらし、社会課題の解決にも貢献すると言われています。そのため、このGMO GPUクラウドの展開が、将来的なAIの発展にとって重要な役割を果たすことは間違いありません。