SLASH VISIONが描く新たな金融の風景
SLASH VISION PTE. LTD.(以下「SLASH VISION」)の代表取締役社長、佐藤伸介氏が、Orbs Japan主催の「JPYC & Slash for Everyone ― Next Step: Stablecoins & Payments」に登壇しました。本イベントでは、ステーブルコインを「お金のインターネット」として再定義し、日本の厳格な規制を遵守した上で、今後の事業戦略とビジョンについて説明しました。
金融の未来を形作るステーブルコイン
佐藤氏は、ステーブルコインの活用法を通じて、新しい金融体験の提供が可能になることを強調しました。彼によれば、従来の法定通貨とステーブルコインが融合し、ユーザーが日常的に利用できる環境を整えることが重要です。
日本国内では、特に規制を遵守することが最重要とされており、SLASH VISIONもその方針に基づいて事業展開を進めています。秋には新たに日本法人を設立し、電子決済手段や暗号資産サービスのライセンスを取得する予定です。これにより、日本銀行振込で円を入金し、自動的にUSDCに変換するサービスの実現が見込まれています。
法令遵守を基にした企業提携
さらに、SLASH VISIONは日本の法律に準拠したプロダクト開発を進めています。特に、さまざまな企業との提携を促進するために、法令遵守を重視しています。これにより、信頼性が高まり、事業連携が円滑に進むと考えています。
具体的には、セルフカストディウォレットを利用したビジネスモデルを構築し、海外市場でも展開予定です。特に、韓国など他の厳しい規制がある国々への進出を視野に入れています。
設備投資と新しい資産運用の形
SLASH VISIONでは、ユーザーが暗号資産を使った日常決済を行うことが可能です。例えば、USDCなどのステーブルコインを店舗やネットで法定通貨と同様に利用できるようになり、振込した日本円が自動でUSDCに変換されます。また、Slash Earnの機能を通じて年利4%〜8%という高い利回りで資産運用を被ユーザーに提供し、暗号資産の新たなマネジメント方法を提案しています。
「日本版ロビンフッド」の実現に向けて
同社は、将来的には「日本版ロビンフッド」と呼ばれるようなプラットフォームの実現を目指しています。このプラットフォームでは、個人が自己資産を用いてさまざまな金融サービスにアクセスできる環境を整えることを重視しています。株式やETFへのアクセスも視野に入れ、資産のトークン化にも積極的に取り組む方針です。
統合された金融サービスの未来
SLASH VISIONは、ステーブルコインを中心に、新しい時代の金融インフラを構築することを目指しています。次のステップとして、「お金のインターネット」としてすべての金融サービスを接続し、利用者が簡単にアクセスできるように整備されます。これにより、ノンカストディアルウォレットの普及が進むことで、すべての人が金融サービスを利用できる未来の社会の実現に向けて活動を続けていきます。
詳しい登壇の様子は、下記の動画で確認できます。SLASH VISIONは、日本国内の法律を遵守しながらも、革新を目指す姿勢を崩さずに新しい金融の未来を形作り続けているのです。
SLASH VISIONについて
SLASH VISIONは、暗号資産を活用した次世代の決済スタートアップです。私たちのビジョンは、金融主権と実用性が共存する世界を築くこと。その実現に向けて、日本初のステーブルコイン対応クレジットカード「Slash Card」を通じて、暗号資産を日常の支払いに利用できる新たな選択肢を提供しています。ウェブサイトではさらに詳しい情報が掲載されていますので、ぜひご覧ください。リンクは
こちら。