ラテマネーに関する調査結果を発表
近年、物価の上昇が続く中で家計の見直しが必要とされています。そんな中、AI家計簿アプリ『ワンバンク』の調査によると、多くの人が日常の小さな支出に無自覚でいることが分かりました。以下に、その詳細をまとめます。
ラテマネーとは?
『ラテマネー』とは、日常的に無意識に行う少額の出費のことを指します。たとえば、毎朝職場で飲むコーヒーや、自動販売機で買うジュース、コンビニでついつい買ってしまうお菓子などです。これらの小さな出費は、瞬間的には大した金額でないように感じますが、積もり積もると大きな金額となり、家計に大きな負担をかけます。
このラテマネーという考え方は、アメリカの資産アドバイザー、デヴィッド・バック氏によって提唱されました。日々の生活の中で、自分の支出を見直す一助となる概念です。
調査結果概要
『ワンバンク』の調査には218名のユーザーが参加しました。以下は主要な結果です:
- - 利用者の約50%が、アプリを通じてラテマネーの存在に気づいた。
- - 一人あたりのラテマネーは月平均13,572円、年間で162,864円に達する。
- - 特に女性は男性よりもラテマネーを多く使っていることが判明。
- - 未婚女性のラテマネーは既婚女性よりも多く、行動分析では性別による差が顕著であることも示唆されています。
性別による比較
調査の結果、女性の月平均ラテマネーは14,202円で、男性は12,762円でした。つまり、女性は男性に比べて約1.1倍のラテマネーを支出しているということが明らかになりました。また、未婚の女性は既婚の女性よりもラテマネーが多く、未婚女性の平均は14,350円で、既婚女性は12,645円という結果でした。
消費行動の違い
男女での消費行動の違いも非常に興味深い結果が出ています。特に、「飲み物や細かな出費」に関しては、男性が40.7%に対して女性は10.6%という大きな差が見られました。また、暇つぶしや小物の衝動買いでは、男性が30.5%、女性が21.3%と、こちらでも男女間の違いが浮かび上がりました。
ラテマネーを意識する変化
「ワンバンク」利用者の63%が自分のラテマネーに気づいたことが日々の行動に影響を与えたと回答しています。この結果から、アプリを利用することが無駄遣いを抑えるきっかけとなっていることが確認できました。
『ワンバンク』の機能と効果
『ワンバンク』は、AIアシスタントが個々のユーザーに合わせて家計改善をサポートします。具体的な機能として、過去の支出の傾向を可視化する「支出ペースグラフ」や、過度な支出を警告する「使いすぎ通知」があります。これらの機能によって、ユーザーは自分の支出をより明確に把握し、無駄遣いを減らす手助けを得ることができます。
結論
日常の小さな支出がどれほど大きな影響を及ぼすかを理解することは、家計改善への第一歩です。『ワンバンク』を利用することで、自分自身のラテマネーに気づき、効果的な支出管理が可能となります。今後も家庭の支出見直しをお手伝いする情報をお届けしていきますので、お楽しみに。