愛知の新技術
2025-08-20 07:03:19

愛知県の新プロジェクトが3Dレーザーピーニング技術を革新

愛知県の新たな研究プロジェクトの成功を受けて



愛知県の名古屋産業科学研究所が、「知の拠点あいち重点研究プロジェクトV期」の国際枠において新たな研究課題が承認されました。このプロジェクトは、航空機や輸送機器で使用される複雑な三次元形状を持つ構造部材の表面処理に革命を起こす「3D構造物の自動レーザーピーニング技術の開発と応用展開」を目指しています。

プロジェクトの概要について



本研究では、特にアルミニウム合金などの構造部材に対して、小型かつ可搬式のレーザーピーニング装置を用いた高精度な自動表面処理技術の開発が進められます。この技術により、大幅な疲労強度の向上が実現され、構造部材の軽量化設計を可能とします。これにより、愛知県の根幹を成す自動車や航空宇宙分野の競争力が一層強化されることが期待されています。

国際共同研究による強力なネットワーク形成



このプロジェクトは、大阪大学や株式会社LAcubed、さらにはドイツ・ヘルモルツセンターやオーストラリア・スウィンバン大学との国際共同研究体制で進められます。これにより、材料評価や応力解析などを国際的に分担し、効率よく研究を進めていくことができます。さまざまな国の先進的な技術や知見を活かしつつ、成功に導くための道筋を描いています。

予定されるイベントの開催



研究成果を広く共有し、国内外の研究者や産業界との連携を深めるために、2025年11月には愛知県内でワークショップおよび国際シンポジウムが開催される予定です。国内外で初めてとなる小型レーザーピーニング装置を利用した技術紹介のデモンストレーションや、国際研究機関との交流の場が提供されることになります。これにより、研究の進展がさらに促されることでしょう。

これまでの成果と今後の展望



本研究は、過去に実施された「狭隘部への適用が可能な可搬型レーザーピーニング装置の開発」というプロジェクトの成果を基盤としています。このプロジェクトは名古屋産業科学研究所が支援を受けており、より高度な技術を目指して発展してきました。

さらに、本研究の採択により、愛知県発の革新的な表面改質技術が国際市場に展開される期待が高まります。これにより、地域産業の基盤強化や人材育成にも貢献が見込まれています。

名古屋産業科学研究所について



名古屋産業科学研究所は、様々な専門知識を持つ人材が集まり、産業科学に関する研究を推進している公益財団法人です。地域の産業科学の発展に寄与するため、産学連携や技術移転事業などを通じて積極的に活動しています。これからも、地域の経済発展に向けた研究が続けられることでしょう。

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公益財団法人名古屋産業科学研究所
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