ジヤトコが発表！CVT油性能を大幅改善する新添加剤の魅力

ジヤトコが新開発したCVT油性能回復添加剤

ジヤトコ株式会社（本社：静岡県富士市）は、車両に搭載される無段変速機（CVT）のために、新しい添加剤を開発しました。この添加剤は、既存のCVT油に追加することで、その性能を回復させるものです。

新添加剤の特徴と効果

この新添加剤は、特に湿式クラッチに焦点をあてています。湿式クラッチは、摩擦によって動力を伝達しますが、使用が進むにつれて摩耗し、その性能は低下します。今回の技術により、クラッチの締結・解放時のショックを改善し、耐久性を全交換時と同等のレベルにまで戻すことが可能になります。さらに、この添加剤は繰り返し使用できるため、長期的な利用が期待できます。

環境に優しい選択

本製品のもう一つの大きな利点は、環境への影響を軽減できる点です。従来のCVT油の全交換には、通常5～8リットルの廃油が出るところ、この新添加剤を使用すれば廃油量を約90%も削減できます。これにより、持続可能な社会の実現にも貢献することができます。

コストと時間の大幅削減

この添加剤の使用により、お客様にとっての負担も大きく軽減されます。CVT油全交換時のコストが約40～50%削減され、メンテナンスにかかる時間も、従来の60～90分からたったの10～15分に短縮されます。

未来に向かうジヤトコ

ジヤトコは1970年に設立されて以来、自動車用トランスミッションの製造・販売を行ってきました。これまでの実績は、グローバルで約1億3,000万台に達しています。今後は、車両の電動化が進む中、電動パワートレインなどの新しい市場にも対応していく計画です。

この新しいCVT油性能回復添加剤は、ジヤトコの商品を使用しているお客様に高いメリットをもたらすだけでなく、環境問題への対応に寄与する革新的な技術と言えるでしょう。もし、あなたの車がCVTを搭載しているなら、この技術を活用してみてはいかがでしょうか。安全性と環境への配慮を両立させる新しい一歩として、是非注目してください。