ガザ地区の深刻な飢きん、緊急支援プログラム開始
国際NGOであるジャパン・プラットフォーム(JPF)は、2025年8月28日にパレスチナ・ガザ地区での「飢きん」による危機に対して緊急支援を決定しました。このプログラムは、飢きんに苦しむ人々の命を守るために、日本からの寄付を募っています。
現地の危機的状況
国連が発表した最新の食料安全保障報告書によれば、ガザ地区では50万人以上が飢餓、貧困、さらには予防可能な死が蔓延する状況に置かれています。この地域における栄養不良は加速しており、2024年の夏だけでも、1万2,000人以上の子どもが重度の栄養失調と診断されたとされています。
このままの状況が続けば、9月末までにガザ地区で64万人以上が「飢きん」に見舞われ、さらに2026年6月までには13万人以上の子どもが急性栄養不良に陥ると予測されています。
飢きんの定義
中東地域で公式に「飢きん」が認定されるのは今回が初めてです。この用語は、極度の食糧不足、急性栄養不良、飢餓に関連する死亡などの3つの基準が満たされたときに適用され、最も深刻な状況を意味します。
支援の必要性と提供内容
ガザ地区では、食料や援助物資の供給が著しく不足しています。耕作地の約98%が被害を受けており、食料生産は壊滅的です。更に、10人中9人が繰り返し住居を追われるという厳しい状況に直面しています。このような現地の需給状況に対して、JPFは約1億5,000万円の予算を基に支援を行います。支援内容には、食料、水・衛生物資、生活必需品などが含まれています。
JPFの活動
JPFは2009年よりガザ地区に対する支援を実施しており、これまでに複数のNGOと協力し、約40億円を投入して78の支援事業を行ってきました。2023年10月以降も、同地区での人道危機に対して「ガザ人道危機対応支援」が進行中です。
オンライン説明会のお知らせ
JPFは、ガザ人道危機対応支援の一環として、オンラインでの説明会を開催します。参加者には、現地の状況や支援活動の展望について詳しくお話しします。参加希望の方は事前に申し込みが必要で、詳細は公式HPをご覧ください。
開催概要
- - 日時:9月5日(金)14:00~15:30
- - 参加方法:事前申込フォームからお申し込みください。
- - 参加費:無料
寄付の方法
gaza地区での支援活動には、皆さんの寄付が不可欠です。寄付は銀行振込かゆうちょ口座から行えます。具体的な振込先は以下の通りです。
銀行振込
- - 銀行名:三菱UFJ銀行
- - 支店名:本店
- - 口座番号:1775062
- - 口座名義:特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム
ゆうちょ口座
- - 銀行名:ゆうちょ銀行
- - 口座番号:00120-8-140888
- - 口座名義:特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム
皆さまの温かいご支援をお待ちしております。この緊急支援が、飢きんに苦しむガザ地区の人々の命を救う一助となることを切に願います。