馬への親しみを育む「ひだか馬の絵コンテスト」展示会開催

令和6年度ひだか馬の絵コンテスト展示会について

北海道の中心部に位置する日高地方は、その豊かな自然環境に恵まれた世界有数の馬産地であり、国内の軽種馬生産の約80%を担っています。この地域の人々は古くから馬と共に生きており、馬に対する愛情や敬意は深いものがあります。このような背景の中、日高振興局は、地域資源である馬に対する理解を深めてもらうために、「ひだか馬の絵コンテスト」を始めました。

このコンテストは、子どもたちが馬の絵を描くことを通じて、馬への親しみを育てることを目的としており、平成16年度から毎年開催されています。今年度も多くの応募があり、2023年5月13日から9月30日まで作品を募集した結果、日高管内および東胆振地域の13校から合計101点もの作品が集まりました。

特に、今年はその作品の中から厳選された11点が入賞作品として選ばれ、これらの作品を一堂に展示する展示会が開催されることになりました。この展示会は、地域の皆さまが馬に対する理解を深め、馬文化をより身近に感じるための貴重な機会です。

展示会の詳細

展示会は、入賞作品の発表を行う場でもあります。作品の展示期間は、日高地方の地域住民だけでなく、来訪者にも楽しんでいただけるよう工夫がされています。家庭や学校での教育活動の一環としても、子どもたちが自ら表現した作品を通じて想いを伝えることができる貴重な機会です。

展示会開催日時は、2023年10月以降、具体的な日程や開催場所は後日発表される予定です。また、訪れる際には、馬文化に関する解説や、地域の馬にまつわる歴史的背景に関する情報も提供される予定です。展示会の訪問者は、自分自身で描かれた馬の姿を通じて、馬の魅力や、馬が持つ文化的な意義を再認識することができます。

地域の馬文化を未来へ

日高地方は、日本において馬に関する伝統や文化が色濃く残る地域です。今後も、このようなコンテストや展示会を通じて、地域住民が馬に親しみを持ち、馬文化を次の世代へと受け継いでいく努力が続けられることでしょう。子どもたちが描いた作品には、彼らの新しい視点や発想が反映されており、未来の馬産業や馬文化にとっても大きな影響を持つものとなるでしょう。

多くの方に愛されている馬たちとの関わりを、これからも大切にしながら地域の宝を守り育てていくことが、この展示会の本来の意義であると言えます。展示会への参加を通じて、ぜひ自らの目で馬の素晴らしさを感じてみてください。