VR・AI倫理ジュニアエキスパート認定試験の成功
2025年1月26日、大阪市立阿倍野防災センター「あべのタスカル」にて、子ども・学生VR自由研究大会の第2回大阪市大会が開催されました。このイベントには、多くの子どもたちや保護者が参加し、大盛況を収めました。本大会では、最新のVR・AR技術を体験し、生成AIを用いた研究方法を学ぶほか、「VR・AI倫理ジュニアエキスパート認定試験」も行われました。
親子で探るVR・AIの可能性
特に注目されたのは、親子でVRやAIの利用方法を学びつつ、技術の進化とそれに伴う倫理的課題を考える場としての意義でした。子どもたちは新しい技術がもたらす生活の変化を体験し、親と共にその利点や注意点についても学びました。参加者からは、この体験を通じて家庭での技術への理解が深まり、親子の会話に新たなテーマが加わったとの意見が寄せられています。
挑戦する意義 - VR・AI倫理ジュニアエキスパート認定試験
大会の目玉ともいえる「VR・AI倫理ジュニアエキスパート認定試験」に、多くの子どもたちが挑戦し、合格を果たしました。この試験は、急速に進展するVR・AI技術に伴う倫理的な課題を理解し、安全かつ倫理的な技術の利用を学ぶことを目的としています。特に、試験内容は子どもたちにも分かりやすい形で提供され、VR研究倫理審査委員会の専門家がアバターを通じて解説しました。
シンギュラリティに備える学び
シンギュラリティとは、AIが人間の知能を超え、技術革新が急速に進むことで社会が変化する転換点を指します。この現象に備え、AIやその倫理について学ぶことの重要性は増しています。実際、著名な経営者や専門家もAIの進化が社会全体を変えうる可能性を指摘しています。しかし、こんな急速な進化は、差別や偏見、プライバシー問題といった倫理的難題も引き起こす恐れがあります。
親子で学ぶ重要性と大会の価値
今回は、単に子どもたちが学ぶだけでなく、保護者も共に学びを深める重要性が再確認されました。このような取り組みが、家庭での理解を深め、子どもたちにより良い未来を提供する土台となります。また、「子ども・学生VR自由研究大会」は、自身の興味を追求し、学びを深める重要なプラットフォームであり、多くの子どもたちが新しい技術と倫理を学び、未来のリーダーに成長する機会を提供しています。
今後の展開について
今後も、全国各地で「VR・AI倫理ジュニアエキスパート認定試験」を拡大していく計画です。2025年度には、東京大会の開催も予定しています。また、自治体や企業との連携を深めるため、協力の機会も設けます。興味のある方々には、特別ワークショップの協賛や倫理教育プログラムの共同開発を通じて、技術の育成支援に参加してもらえるよう働きかけています。
最後に、この大会を支えてくださった皆様への感謝の意を表し、引き続き未来を見据えた技術活用のための場を広げていく所存です。