新たな支援制度、留学資金をサポート
公益財団法人江副記念リクルート財団が、2022年4月から新しい奨学金制度をスタートしました。この制度は、世界での活躍を目指す学生アスリートを対象に、最大1000万円が供与されるもので、留学費用や海外活動にかかる支援を行います。これまでの奨学金制度を引き継ぎ、より多くの若者たちが国際舞台で挑戦できるよう、支援を強化しています。
支援対象者について
奨学金の応募要件は、1997年4月1日以降に生まれた、日本国籍または日本の教育を受けた外国籍の学生で、プロアマ問わずスポーツ競技で世界のトップを目指す者です。この制度により、日本の若者たちが国際的な舞台でその能力を発揮できる機会が広がります。
奨学金の内容
新たに導入された支援内容には、次の2つがあります。
1.
海外留学にかかる費用:月額30万円(国内の遠征費用を除く)。海外のトレーニングや大会参加のために必要な経費に利用可能で、75万円から30万円に増額されました。
2.
中学生・高校生向けの新設奨学金:年間1000万円を上限とし、特にアメリカの中学や高校への留学を志向する学生が対象です。この支援には学費や渡航費が含まれ、留学を希望する若者たちを強力にバックアップします。
申請の流れ
今回の奨学金の申請は、2021年11月1日から12月19日まで受け付けられます。書類選考を経て、1月中旬から2月上旬にかけて面接審査を行う予定です。これにより、決定された奨学生には、2022年4月から支援が開始されます。
卒業生の声
江副記念リクルート財団の卒業生であり、NBAのワシントンウィザーズに所属する八村塁選手は、奨学金の支援のおかげでアメリカの大学に進学し、高校生活を有意義に過ごすことができたと語っています。また、東京2020オリンピックに出場した自転車競技選手の梶原悠未選手も、自身の経験を通じて、奨学金が多くの挑戦を可能にしたと述べています。
江副記念リクルート財団の歴史
この財団は1971年に創設され、その後も日本の若者たちを支援してきました。2021年3月時点で690名以上の学生に奨学金を提供しており、今後もより多くの才能あるアスリートを応援していくとしています。この取り組みを通じて、財団は「世界に挑戦し、ずば抜けた活躍をする」ことを目指す学生たちに力を注ぎ続けています。
終わりに
新たな奨学金制度は、世界で成功を収めるための重要な第一歩です。夢に向かって挑戦し、より多くの若者が国際舞台で活躍できるよう、財団の支援が今後の道を開くことを期待しています。
詳しくは
江副記念リクルート財団の公式サイトをご覧ください。