エクレクトとサーバーワークスが提携、CX・EX向上に向けた新たなステップ

エクレクトとサーバーワークスの資本業務提携

株式会社エクレクト（東京都世田谷区）が、株式会社サーバーワークス（東京都新宿区）との資本業務提携を締結したことを発表しました。この提携は、顧客体験（CX）および従業員体験（EX）の向上を図ることを目的としています。エクレクトの代表取締役である辻本真大氏と、サーバーワークスの社長大石良氏が共に手を組むことで、それぞれの強みを生かしたサービスの強化が見込まれています。

背景

エクレクトとサーバーワークスは、これまでにも連携してさまざまなクラウドソリューションを提供してきました。特に、ZendeskとAWSを組み合わせた「クラウドコンタクトセンターパッケージ」や、Zendeskにより管理される顧客情報を使用した「Voice ID認証機能」などが仲間に加わります。このような実績を基に、今回の提携では、両社の顧客基盤や技術的な知見を最大限に活用することで、さらなるシナジーを生み出すことを目指しています。

今後の取り組み

提携を通じてエクレクトは、クラウドコンタクトセンターソリューションとサーバーワークスのAWSソリューションの知見を融合させ、「次世代の顧客体験」を提供することを目指します。特に、サーバーワークスが提供する生成AIソリューションを活用することで、カスタマーサポート業務における自動化や個別対応の高度化が期待されています。これにより、企業の競争力が高まり、より多くの企業がクラウドの利便性を享受できる環境を整えることができるでしょう。

エクレクトとサーバーワークスについて

サーバーワークスはクラウド導入の専門企業で、2008年からAWSを扱うクラウドインテグレーターとして活動を展開しています。1370社以上の顧客から23100件以上のプロジェクトを手がけ、2014年からは「AWSプレミアティアサービスパートナー」に認定されています。

一方のエクレクトは、CXソリューション専門の会社として、これまでに600社以上に対する支援を行ってきました。特に、コミュニケーションプラットフォーム『Zendesk』の導入実績はAPACエリアでシェアを誇ります。エクレクトはシステム設計、実装、運用に至るまでトータルで顧客をサポートしています。

今後の展望

本提携を通じて、エクレクトとサーバーワークスは持続的な成長を実現すると同時に、日本のビジネス環境におけるクラウドソリューションの普及を図ります。顧客体験と従業員体験の重要性がますます高まる中、両社の連携によって新たな市場価値が創出されることを期待しています。今後も革新的なサービス提供に注力し、多くの企業に対し新たな価値を提供していくことでしょう。