手動運転装置付きレンタカー「駅クル」が新幹線駅に登場!
下肢が不自由な方々が、自分の手で旅行を楽しむことができる新しいサービスが「駅クル」です。これは、特に新幹線を利用する方々に向けて、手動運転装置または左アクセルを装備したレンタカーを提供するサービスです。2023年6月10日から8月7日までの間、クラウドファンディングを通じてその実現に向けた支援を募ることになりました。
プロジェクトの背景
「駅クル」は、タスクレンタカーというブランドを展開する株式会社タスクによって立ち上げられました。このサービスは、旅行やビジネス出張のために新幹線の利用を考えている方をサポートすることを目的としています。これまで、タスクレンタカーでは事故時の保険代車として利用されてきたレンタカーが、今度は旅行先にお届けされるという新しい展開を見せています。
具体的には、2023年秋以降、関西を拠点に新大阪駅、新神戸駅、姫路駅の3つの主要新幹線駅でサービスが開始される予定です。予約された新幹線の到着時間に合わせてレンタカーを届け、帰りも発車時刻に合わせて引き取ります。これにより、下肢に障害を抱える方々でも、安心して旅行を楽しめるようになります。
車両の特徴と料金
「駅クル」では、コンパクトカーや軽自動車が用意されており、どちらの車両にも手動運転装置または左アクセルが装備されています。手動運転装置は、車いすの方が手だけで運転できるように設計されています。一方、左アクセルは右足に障害のある方が左足でアクセル操作できるようにするための装置です。
料金体系は以下の通りです:
クラス/日数 | 1泊2日 | 2泊3日 | 3泊4日 | 4泊5日 |
---|
---- | -- | -- | -- | ---- |
軽自動車 | 15,000円 | 22,500円 | 30,000円 | 37,500円 |
コンパクトカー | 19,000円 | 28,500円 | 38,000円 | 47,500円 |
デリバリー料金は一回につき4,400円(税抜4,000円)で、これにはお届けと引き取りが含まれています。
株式会社タスクの取り組み
株式会社タスクは、自動車保険の取り扱い事業者として2005年に創業し、福祉車両の改造事業を行っています。高齢者や身体障害者のニーズに応えるため、様々な取り組みを進めてきました。特に、下肢が不自由な方が自動車を利用できるようにすることに情熱を注いでいます。
「駅クル」はこの理念を基に、新たな技術やサービスを取り入れ、旅行を通じて多くの人々に自由な移動を提供することを目指しています。会社のサイトでは、詳しい情報やプロジェクトへのサポート方法についても確認することができます。
まとめ
身体的な制約がある方々も自由に移動し、旅行を楽しむことができる「駅クル」。クラウドファンディングを通じて、より多くの人々にこのサービスを届けるための支援をお願いしています。今後の展開に注目し、自分自身の旅行体験を豊かにしてみませんか。