令和7年8月の不動産価格、住宅は0.3%増商業用も上昇

不動産価格指数、今月の動向を解説

2023年11月28日、国土交通省が発表した不動産価格指数によると、住宅市場が回復の兆しを見せています。今月のデータでは、全国的な住宅総合の価格が144.3と示され、前月比で0.3%の増加を記録しました。一方、商業用不動産も前期比で0.2%増加し、145.1となっています。これらの数字は、特に厳しい経済環境の中で不動産市場が持ちこたえていることを示すものです。

住宅価格の内訳

住宅市場をさらに詳しく見ていくと、住宅地の価格は119.9、戸建住宅は118.5、マンション（区分所有）は218.6という数値を示しています。これらの値はそれぞれ前月比で0.9%の増加、0.4%の減少、そして0.1%の減少となっています。特に住宅地の価格が増加した要因としては、都市部での需要が高まり、一部地域での宅地開発が進んでいることなどが挙げられます。

商業用不動産の動向

商業用不動産についても注目すべき点があります。店舗の価格は161.8、オフィスは180.5、マンション・アパート（一棟）は172.0と報告されており、店舗は1.9%の減少を示していますが、オフィスは7.7%と大幅に増加しています。これらのデータは、オフィス需要の回復や新たなビジネスモデルのニーズが反映されていることを示しています。