甲南大学が進める先端研究の社会実装
甲南大学(兵庫県神戸市)は、先端的な研究成果を社会に実装することを目指して、「甲南大学先端研究社会実装シンポジウム」(通称:KSIA)を2025年11月21日に開催します。このシンポジウムは、研究者と参加者との間の双方向コミュニケーションを促進し、最先端の研究が社会にどのように貢献できるかについての具体的な分野を探る場と位置付けられています。
学際的なアプローチで社会に貢献
甲南大学は、人文科学、自然科学、社会科学の3分野にわたる8学部・1学環、さらには4研究科と4つの附置研究所、9つの特定プロジェクト研究所を有する、高度な研究を行っている大学です。例えば、2024年度には「特色ある高度な研究の展開」として私立大学等改革総合支援事業に採択されたことからも、その研究力が示されています。
今回のシンポジウムでは、基調講演に東芝の代表取締役社長執行役員CEOを務める甲南大学の卒業生、島田太郎氏が登壇し、実社会での研究の活用とその重要性について語ります。また、甲南大学の教員による特別講演や、未来の研究者を育成する大学院生たちによるポスター展示も行われます。
前回の成果を受けて
2023年に行われた第1回シンポジウムでは、多くの参加者から好評を博しました。参加者は、研究シーズプレゼンテーションや展示ブースを通じて、研究開発が実社会でどのように活かされているのかを直接体感し、その成果に触れることができました。「甲南ならではの人のつながり」を実感した人も多く、「勇気をもらった」との声も寄せられたことが、今後のシンポジウムへの期待を高めています。
甲南大学が目指す未来
甲南大学は2026年4月から、理工学部において「環境・エネルギー工学科」を新設し、既存の学科も改組する予定です。これにより、理系人材をより一層育成し、グリーン、デジタル、マテリアル、バイオといった分野での研究を推進する「進化型理系構想」を実現する計画です。また、大学発のベンチャー企業支援としてB-Labが設立され、研究成果の社会実装のための体制も整い始めています。
このように、甲南大学では先端研究が社会にどのように応用され、貢献できるかを日々模索しています。シンポジウムは、その一環として行われる重要なイベントであり、参加者自身が新たな知識とつながりを得る絶好の機会です。ぜひ、多くの方々に参加していただきたいと思います。