舞台『TRAIN TRAIN TRAIN』新たな感動を届ける多彩なキャストの全貌

舞台『TRAIN TRAIN TRAIN』の概要

2025年11月、東京芸術劇場での上演が決定した舞台『TRAIN TRAIN TRAIN』。振付家かつダンサーの森山開次が中心となり創作されるこの作品は、独自の世界観と身体表現が融合したオリジナルの舞踊作品です。

本舞台のモチーフは「TRAIN」。不思議な音色を持つ蒸気機関車と、その乗客たちが繰り広げる冒険を描きます。23人のキャストには、個性豊かなパフォーマーが集結しており、その中には俳優としても注目の和合由依や岡山天音、さらには美しい歌声を誇る坂本美雨、ろう者俳優のKAZUKI、国民的な人気を持つタレント・歌手のはるな愛などが名を連ねています。

アクセシビリティへの配慮

今秋、東京で行われるデフリンピックや世界陸上に合わせて、舞台芸術での共生社会の実現を目指す本作。東京芸術劇場は、多様な観客にアクセス可能な舞台体験を提供することを心掛けています。音声ガイドや字幕、手話通訳などを取り入れることで、視覚や聴覚に障害がある方々にも楽しんでいただけるよう配慮された豊かな演出が施されています。

また、「サイン・ミュージック」と呼ばれる手法を取り入れ、視覚と聴覚を異なる方法で体感できる体験が用意されています。これにより、観客全員がそれぞれのスタイルで舞台を楽しめるよう工夫されています。

創作における新たな試み

本作では、音楽家蓮沼執太と劇作家三浦直之が参加しています。蓮沼の音楽は、劇中で独自のサウンドとして演出され、忘れられない体験を提供することでしょう。三浦が紡ぐ言葉も、森山の世界観をより深く観客に届けるための重要な要素となっています。

例えば、三浦直之は舞台上の台詞だけでなく、音声ガイドの台本の執筆にも携わっています。この試みは、視覚に障害のある観客にも物語を楽しむための新たなガイドとなることを目指しています。