PAPAMO株式会社が運営する「へやすぽアシスト」
最近、オンライン運動・発達支援サービス「へやすぽアシスト」を提供するPAPAMO株式会社が、プレシリーズAラウンドで2億円の資金を調達したとのニュースが報じられました。この資金調達は、株式会社MIXIやグローバル・ブレイン株式会社およびShinhan Venture Investment Co.,Ltd.が共同出資したものであり、今後のサービス拡充を目指した重要なステップとなります。
資金の使い道
今回調達した資金は、主にコーチやビジネスメンバーの採用・組織づくり、マーケティング、サービスのアップデートに充てる予定です。「誰もが自分らしさを育めるインフラを作る」というPAPAMOのミッションに基づき、特に運動や発達に不安を抱えるお子様、及びそのご家庭に寄り添ったサービスを提供することを目指しています。
課題の認識と市場のニーズ
発達が気になる子どもは日本全国で約90万人、グレーゾーンを含めると140万人存在すると言われています。発達支援のニーズは年々高まっており、これに応えるためにオンラインでの支援サービスが注目されています。特に、療育施設の数は増えているものの、必要な支援を提供するには依然としてギャップがあるため、オンラインプラットフォームの必要性が高まっています。
へやすぽアシストの特徴
「へやすぽアシスト」では、理学療法士や作業療法士からの指導が受けられ、個々の成長や発達を重視したプログラムが提供されます。利用者は1,000以上のプログラムから自分に合ったカリキュラムを選ぶことができ、実績も32,000件以上に上り、会員の継続率は驚異の97%を誇ります。これにより、多くのお子さまやそのご家庭から支持を得ています。
レッスンプランと効果
「へやすぽアシスト」のレッスンは、基本的に1回50分のオンラインセッションで行われ、子ども一人ひとりの課題に対してマンツーマンの指導が行われます。例えば、縄跳びが跳べるようになりたい子どもには、まず、体の使い方を分析し、感覚と脳の関係を理解した上で、適切な運動を提案します。実際、たった数回のレッスンで、縄跳びが跳べるようになったケースも報告されています。
未来に向けた展望
PAPAMOは今後も、特にコーチやビジネスサイドの人材強化を進め、事業を拡大していく計画です。今回の資金調達により、さらなる事業成長を図るとともに、各地域での発達支援の「インフラ」としての役割を強化することを目指しています。また、MIXIとの提携を通じて、「みてねおうち運動教室」など新たなサービスを展開し、より多くの家庭に支援を届ける考えです。
PAPAMO社のコメント
PAPAMOの代表取締役 橋本咲子氏は、「現在の社会環境において、子どもたちの運動量が減少している中で、運動発達の支援が重要な課題である」と述べ、今後も全ての子どもたちにとって必要不可欠なサービスを提供していく意欲を示しています。