那須塩原から世界を変える
栃木県那須塩原市では、世界13カ国から集まった22名のリーダーによる新たなプログラムが始まります。アジア学院の2026年度「農村指導者養成プログラム」では、持続可能な社会の実現を目指し、約9ヶ月間にわたって研修が行われます。
世界の未来に寄与するリーダーたちの集結
今年のプログラムには、アジアやアフリカの計13カ国から参加者が集まります。彼らはNGOの職員や教員、農業の普及員など多様なバックグラウンドを持ちます。このプログラムに参加する彼らは、ただの学生ではなく、各国のコミュニティで変革を担う「変革の担い手」としての役割を果たします。これにより、地域社会での問題解決に貢献していきます。
循環型農業と生きた学び
プログラムの中心には、有機農業の技術があります。アジア学院は、数十年にわたり体得したこの技術を基に、大自然の中で自らの手で食を生産する経験を通じて、参加者がコミュニティの形を探求します。この「生きた学び」が彼らの考え方や価値観を育んでいくのです。
「Foodlife Work」とは何か?
アジア学院では、「食べること」「生きること」「働くこと」を切り離すことなく、一つのサイクルとしています。多国籍なメンバーが一つのコミュニティで共に生活する中で、文化や言語の壁を超えた対話が生まれ、このプロセス自体が平和構築のトレーニングになります。学びの過程が、それぞれの価値観を共有し、相互理解を深めるきっかけとなるのです。
アジア学院(ARI)の歴史と使命
アジア学院は1973年に設立され、以来「食」を基盤としてコミュニティリーダーの育成に注力してきました。世界各国から参加する農村指導者たちには、有機農業を通じた持続可能な開発に関する知識が授けられ、地域社会の発展を促進するスキルを身につけていきます。
これまでに60カ国以上から1,400名を超える卒業生を輩出しており、彼らは帰国後に自身のコミュニティを牽引する存在となっています。このように、アジア学院は世界での食料主権の重要性や、平和的な共生の考え方を広める役割を果たしています。
結論
2026年度の「農村指導者養成プログラム」では、那須塩原の地で育まれる学びを通じて、未来のリーダーたちが持続可能な社会の構築に向けた一歩を踏み出します。この取り組みが、地域だけでなく、ひいては世界へと広がっていくことを心より期待しています。