生成AIを学ぶ新たな拠点、日本プロンプトエンジニアリング協会の挑戦

日本プロンプトエンジニアリング協会(JSPE)の挑戦

近年、生成AIの技術が急速に進化し、さまざまな業界での活用が期待されています。そんな中、生成AIに特化した教育やコミュニティの形成に力を入れているのが、一般社団法人日本プロンプトエンジニアリング協会（JSPE）です。この記事では、JSPEの活動内容や目的、今後の展望について紹介していきます。

1. JSPEの設立背景と目的

日本プロンプトエンジニアリング協会は、生成AIのさらなる発展を目指し、人と技術の可能性を広げることを目的に設立されました。特に、プロンプトエンジニアリングの重要性を広く認知させ、この技術を駆使して日本の社会と産業の成長に寄与することを目指しています。

2. 最新情報をシェアする『日経トレンディ』へのコンテンツ提供

2026年1月号の『日経トレンディ』で特集された「生成AI最強プロンプト21」に、JSPEの代表理事である黒柳茂が貢献しました。彼は生成AIの専門家として、ビジネスで役立つプロンプト技術についてのコンテンツを提供し、その成果として協会の存在を多くの人々に届けることができました。

3. 定期的なセミナーでスキルアップを支援

JSPEでは、月例オンラインセミナーを定期的に開催しています。このセミナーでは、生成AIの最新動向やプロンプト設計の実践的なノウハウ、実例を参加者に紹介しています。初心者から上級者まで、さまざまな階層の参加があり、技術の理解促進を図っています。

4. ネットワーキングイベント「JSPE Community Nexus」

12月4日には恵比寿で「JSPE Community Nexus」というネットワーキングイベントを開催しました。このイベントは、協会の会員やPEP検定受験者を対象に、生成AIに関心のある人々が集まり、意見交換や情報共有を行う貴重な場となりました。参加者同士が協力し合い、新たなコラボレーションの契機が生まれる様子が見受けられました。

5. プロフェッショナルを目指す「PEP検定」

JSPEでは、プロンプトエンジニアリングに特化した資格制度、「Prompt Engineering Professional（PEP）検定」も実施しています。この検定は、生成AIに関する知識とスキルを認定するもので、実務経験を有する人材を育成する狙いがあります。この資格によって、受験者は生成AIを活用したプロンプト設計における専門性を示すことができ、さらにキャリアの強化につながります。