ZenmuTechと産総研が描くデータセキュリティの未来
株式会社ZenmuTech(ゼンムテック)と国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)が共同で行った対談が公開され、データセキュリティの未来に関する見解が語られました。両者の専門家が集まり、AI時代におけるデータの安全な利用方法や利活用の重要性について意見を交わしました。
データセキュリティの新たな要件
データアナリティクスの発展に伴い、データセキュリティには新たな役割が求められています。単なるデータの保護にとどまらず、いかに安全にデータを活用し、流通させるかが重要な課題となっています。ZenmuTechは「データはもっと自由になれる」という理念のもと、秘密分散技術を用いたデータセキュリティの実現に向けて開発を進めています。
秘密分散技術の仕組み
秘密分散技術は、データをいくつかに分割し、それぞれを異なる環境で管理することによって、個々の分散片が独立して意味を持たない状態を保つ技術です。これにより、データ全体が漏洩するリスクを大幅に減らし、より安全にデータを利用することができます。ZenmuTechは、こうした技術をソフトウェア開発キット(SDK)として提供し、多くの企業に利用されています。
産総研との連携の必要性
2018年から始まった産総研との共同研究は、ZenmuTechの技術安全性の評価や、実用性の向上において非常に重要な役割を果たしてきました。特に、産総研のサイバーフィジカルセキュリティ研究部門(CPSEC)では、ZenmuTechを信頼し、共同で研究を進めることの重要性が強調されました。首席研究員の花岡悟一郎氏が、この共同研究に注目した理由は、高機能暗号の研究に基づいたものであり、スタートアップ企業の技術への信頼が確立される一助となりました。
今後の展望
ZenmuTechは、今後も産総研との協力関係を強化し、技術の安全性と実用性を向上させることに力を入れていくとしています。将来的には、より多くの企業が安心してデータを利活用し、流通できる環境を作ることが目標です。
動画と詳細情報
対談動画は
こちらから見ることができ、詳細な対談内容については
こちらをご覧ください。新たなデータセキュリティの未来がどのように展開されるのか、彼らの取り組みに今後も注目です。
ZenmuTechについて
株式会社ZenmuTechは、東京都に本社を置き、秘密分散技術を用いたデータ保護ソリューションを提供しています。2014年に設立され、代表取締役社長は阿部泰久氏です。同社の主力製品には、ZENMU EngineやZENMU Virtual Driveがあり、これらは多くの企業に利用されています。また、秘密計算データベースプラットフォーム「QueryAhead®」も産総研との協力により開発されています。これからのデータセキュリティ業界でのZenmuTechの活動に、大いに期待が寄せられています。