Pie Systemsの革新
2021-07-14 13:50:31
Pie Systems Japanが革新する電子免税手続きの新時代
Pie Systems Japanが切り開く免税手続きの新時代
日本には、外国からの旅行者による免税ショッピング市場が存在し、2019年にはその規模が約5兆円に達しました。しかし、この大きな市場において従来の免税手続きは紙書類が主流であり、手続きには約10~15分もの時間がかかっていました。これを受けて、フィンテック企業のPie Systemsが提供する「PIE VAT」が最近、日本でサービスを始めました。この新たなデジタルソリューションは、免税手続きの手間を大幅に軽減し、旅行者と店舗の両方にとって利便性を向上させるものです。
日本の免税手続き事情
現在、日本の各事業者は、国税庁への購入記録情報を電子的に提出する仕組みに移行しています。この変化は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた観光市場が回復し始める中で、より拍車がかかっています。Pie Systemsは、その電子化の流れに乗って、旅行者が他国で支払ったVATの還付をデジタルでサポートします。
PIE VATの特徴
旅行者の側から見ると、「PIE VAT」は、VAT還付手続きを全てアプリで管理できる点が最大のメリットです。このアプリでは、あらかじめパスポートや入国許可証の情報を登録しておくことで、店舗での手続きを大幅に簡略化できます。具体的には、旅行者が店で提示されるQRコードから情報を入力し、レシートをアップロードするだけで免税手続きが完了します。これにより、従来必要だったパスポートの提示やスキャンが不要となり、手続きが1~2分で終わります。さらに、通常は手続きが完了した10分以内にVATが還付されるため、旅行者にとって非常にスピーディーで効率的です。また、店舗側にとっても、免税手続きの負担が軽減される上、初期費用や月額利用料が無料というメリットがあります。これにより、店舗はリアルタイムで還付プロセスを把握でき、顧客データを分析することも可能です。
CEOの展望
Pie SystemsのCEO、サニー・ロングは、2018年の設立以来、数カ国での事業展開に成功し、日本でのサービス展開を非常に喜んでいると述べています。彼は観光業の重要性を強調し、新型コロナウイルスの影響が落ち着いてくる中で、この市場がさらに成長することを期待しています。また、同社は「Empowering local partners, Globally」という理念のもと、世界中の店舗と旅行者をつなぐプラットフォームとして機能することを目指しています。
終わりに
これまで複雑で時間がかかっていた免税手続きが、Pie Systemsの「PIE VAT」によって劇的に変わる可能性があります。旅行者と店舗の双方にとって利便性が高まるこのサービスは、今後の観光市場の回復に寄与することでしょう。Pie Systemsは、技術を活用し、私たちのビジネスをよりグローバルに展開していくことを目指しています。
会社情報
- 会社名
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株式会社Pie Systems Japan
- 住所
- 東京都中央区 銀座6丁目10-1GINZA SIX13階
- 電話番号
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