訪問看護研究助成事業
2023-03-29 14:50:01
在宅看護を支える新たな助成事業『第1回ななーる訪問看護研究プロジェクト』が始動
新たな訪問看護の可能性を切り拓く助成事業
2023年4月1日から、在宅看護及び訪問看護に関する研究を支援する『第1回ななーる訪問看護研究プロジェクト』の募集が開始されます。このプロジェクトは、訪問看護の質の向上とその発展を目指し、助成金を通じて研究者や医療従事者をサポートすることを目的としています。特に、現代において在宅看護が重要視される中で、研究活動の充実が求められています。
助成の詳細
本助成事業では、個人またはグループで応募が可能で、条件を満たせば1件あたり約30万円の助成が支給されます。全体での予算は300万円に上り、助成期間は2023年8月から2024年8月までの1年間です。応募資格は、日本の大学や医療機関、研究機関で在宅看護や訪問看護に関わる研究を行う者に限られます。
さらに、助成を受けた研究者には贈呈式および研究報告会への参加が義務付けられており、そこで研究内容の概要をプレゼンテーションとして発表し、その様子はななーる訪問看護デベロップメントセンターのウェブサイト上にて公開されます。公開のタイミングは各自身の学会発表や論文投稿を優先し、相談の上で決定されます。
申し込みの流れ
本プロジェクトへの募集期間は2023年4月1日から5月12日まで。この期間内に応募を行う必要があります。助成決定は2023年6月中旬を予定しており、その後、7月15日に贈呈式が行われる予定です。実際に助成金を受け取ることで、実践者たちがより深い研究活動を行えることが期待されています。
ななーる訪問看護デベロップメントセンターとは
この研究支援プロジェクトを主催する「ななーる訪問看護デベロップメントセンター」は、訪問看護の実践者と研究者が連携し、共に在宅看護の質の向上を目指すことを目的としています。日本における在宅看護の歴史はまだ浅く、1992年に初の訪問看護ステーションが設立されたのを皮切りに、少子高齢化の進展に伴い、訪問看護の重要性が増しています。センター長の石川武雅氏は、訪問看護の実践者と研究者が協力することで、より良い在宅療養を実現し、看護の質の向上に寄与したいと述べています。
在宅看護の現状
現在、在宅看護に対する社会の関心は高まりつつありますが、他の医療分野と比較すると研究はまだまだ不足しています。この現状を打開するためには、訪問看護の実践者と研究者の距離を縮めることが不可欠です。ななーる訪問看護デベロップメントセンターは、その架け橋となり、実践者に対する研究の支援を通じて、エビデンスの構築と訪問看護師の育成に取り組んでいます。
地域に根ざした活動
ななーる訪問看護ステーションは、「生きるを活きるに導く看護」という理念のもと、認知症ケアや在宅看取りの支援を行なっています。大阪北千里エリアに急性期特化型ステーションを開設しながら、さらに広範な在宅医療への対応を促進しています。地域の健康を維持・向上させるイベントも積極的に企画され、地域住民との連携が非常に重視されています。
このように、訪問看護に関する研究と実践の質を高めることで、日本の在宅看護がより豊かになり、かつ社会のニーズに応える形で進化していくことが期待されています。
詳細は、ななーる訪問看護デベロップメントセンターの公式ウェブサイトでご確認ください。
会社情報
- 会社名
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テキックス株式会社
- 住所
- 大阪府吹田市山手町1-16-16-101
- 電話番号
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06-4799-9827