VR賃貸TMで変わる不動産内見の未来とその実力

VR賃貸TMで変わる不動産内見の未来

ナーブ株式会社が新たに立ち上げた「VR賃貸TM」は、仮想現実を活用した革新的な賃貸物件内見システムです。この新しい仕組みによって、従来の物件内見の方法がどのように変化しようとしているのか、そのメリットと機能を詳しく見ていきましょう。

VR賃貸TMの概要と導入メリット

VR賃貸TMは、不動産事業者を対象にしたシステムで、簡単な操作で物件をヴァーチャル内見できるため、営業生産性を飛躍的に向上させることが可能です。地理的、時間的な制約から解放され、高品質な接客を保ちながらも、顧客一人ひとりへの接客時間を大幅に短縮することができます。

さらに、VR賃貸TMを導入することで自社管理物件の露出度が高まり、物件の稼働率の向上も見込めます。具体的には、日本全国の不動産仲介店舗にVRコンテンツを配信可能となり、顧客は自宅に居ながらにして物件を内見することができます。

VR賃貸TMの構成と操作方法

このシステムは、「NURVEクラウド」と「VR内見システム」で構成されています。物件のVRコンテンツはNURVEクラウド上で管理され、VR内見システムを通じて内見が可能となります。具体的には、以下の手順で操作が行われます。

1. 自社管理物件を撮影し、簡単な操作でNUR*VEクラウドに登録。
2. 登録後、QRコードが物件広告に埋め込まれ、顧客はこれを使ってVR内見にアクセスできます。
3. 店舗にてQRコードをスキャンし、VRゴーグルを装着して物件の内見を楽しむことができます。
4. 営業担当者は、顧客が見ている視界を手元の端末で確認しながら、物件内の案内を行います。

このように、VR賃貸TMは顧客に新感覚の体験を提供し、従来の内見方法とは違った新しい可能性を広げます。

導入コストと導入のハードル

VR賃貸TMの導入に関しては、初期費用が無料であり、月額18,000円（税別）から始めることができます。ただし、インターネット回線の利用料は別途かかるため、事前に検討が必要です。この手頃な価格帯は、不動産事業者にとって大きな魅力となるでしょう。

ナーブ株式会社について

ナーブ株式会社は、2015年に設立され、「人々のライフスタイルを変革するサービスの実現」を目指しています。創業メンバーは2013年からVR技術の研究を開始し、その成果を活かして高い没入感を提供する体験型VRコンテンツを開発してきました。また、2021年には、VRスタートアップとして異例の資金調達を達成し、今後も国内外での事業展開を強化していく方針です。