テレダイン・レクロイが新たなUSB4プロトコルアナライザを展開
プロトコルテストソリューションのリーダーであるテレダイン・レクロイが、自社のVoyager M4120プロトコルアナライザの提供開始を発表しました。この製品は、次世代USB4(R) Gen 4 120Gb/s非対称リンク(Asymmetric Link)のエミュレーションおよび解析をサポートする、業界を牽引する革新的なソリューションです。
Voyager M4120は、USB4 Gen 4 120Gb/sのホストおよびデバイスのテスト、デバッグ、解析、検証が容易に行えるよう設計されています。具体的には、エンジニアリングチームが製品開発の全ライフサイクルにわたって必要な可視性と機能を提供します。特筆すべきは、その多様な表示オプションで、ユーザーは関心のある情報を迅速に見つけ出し、データの中から問題を特定することが可能です。
革新された非対称リンクの機能
USB4 Version 2.0の仕様に新たに導入された非対称リンク構成は、接続双方の速度が異なるレーンで動作することを可能にします。一方向では3レーンを使用して最大120Gb/sでデータを送信し、反対方向では1レーンのみで最大40Gb/sの速度で伝送されます。この新しい技術により、DisplayPort 2.1 Ultra-High Bit Rate(UHBR)によるリアルタイム映像処理など、高帯域幅が必要なアプリケーションにおいて、デバイスが柔軟に帯域幅を調整することができるようになります。
USB Implementers Forum(USB-IF)のPresident兼COOを務めるJeff Ravencraft氏は、USB4 Version 2.0が提供する高性能とフレキシブルなリンク管理が業界に与える影響について言及しました。彼は「Voyager M4120のようなツールは、開発者が非対称リンクの特性を詳しく検証し、先進機能が市場に出る際の優れた相互運用性を確保する上で重要です。」と述べています。
Voyager M4120の特長と機能
Voyager M4120は、完全にUSB4 Version 2.0仕様に準拠しており、120Gb/s非対称リンクの解析が可能です。このアナライザは、実際に非対称リンクがどのように確立され、どのように動作するかを明確に視覚化します。さらに、レーン速度の決定や動的な適応能力も明らかにし、開発者がリアルなワークロードの下でどのようにテストを行うかを支援します。
搭載されている強力なソフトウェア機能も大きな特長です。階層表示、プロトコルトラフィックの概要、詳細なエラーレポート、自動化APIが組み込まれており、これにより迅速な可視化が実現されます。これらの機能により、プロトコルの問題を早急に発見し、迅速なトラブルシューティングが可能になります。
将来の拡張性と互換性
Voyager M4120は、非対称トラフィックの生成機能やUSB-IF準拠の試験機能を追加することも考慮して設計されています。これにより、開発者は次世代のUSB4接続に向けた開発を加速しながら、システムの相互運用性を向上させることができます。また、過去のGen 3、Gen 2、およびGen 1 USBリンクとの完全な互換性も備えており、Voyager M4120はこれまでのUSBプロトコルテストをシームレスにクリアします。
製品の購入情報
テレダイン・レクロイは現在、Voyager M4120 USB4プロトコルアナライザの注文を受け付けています。詳細情報やお問い合わせは、テレダイン・レクロイの公式ウェブサイトをご覧ください。
製品の詳細: https://ja.teledynelecroy.com/protocolanalyzer/usb-voyager-m4120
テレダイン・レクロイは1964年に創業し、ニューヨーク州チェストナットリッジを拠点に、検証や試験、電子システムのデバッグを行うための先進テスト機器を製造・提供しています。彼らの使命は、複雑な電子システムの欠陥を迅速に見つけるための時間を短縮し、ユーザーが市場での競争力を維持できるようにサポートすることです。