新たな豊かさを探求する教室が東京にオープン
2023年9月、東京・虎ノ門に誕生したソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」。この場所では、新たな取り組みとして「シグナル読書会」が開催されることが発表されました。この読書会は、ただ本を読むだけでなく、著者を招いたトークセッションや参加者同士の意見交換の場も設けられ、豊かさとは何かを深く考えるためのコミュニティを形成することを目的としています。
シグナル読書会の目的
「シグナル読書会」では、虎ノ門のビジネスパーソンたちが自らの経済観を見直すきっかけとなることを期待しています。参加者はただ受け身ではなく、自分自身が何を提供できるのか、どのように共有することができるのかを考える場でもあるのです。この新しい経済圏を育むために、参加者同士が意見を交わし、自分たちの「Give」を循環させることを目指しています。
プログラム内容
本読書会は以下の3つのセッションで構成されています。
1.
読書会
対象となる書籍を参加者とファシリテーターが一緒に読んでいきます。各自が書籍を購入し、事前に読了してから参加する形式です。
2.
著者トークセッション
読書会で取り上げた書籍の著者を招き、講演と質疑応答を行う時間です。第一回の著者である齋藤幸平氏はオンラインでの参加予定です。
3.
事後セッション
読書会終了後、参加者同士で感想や活動の紹介を行うネットワーキングの場として設けられています。
講師紹介
「シグナル読書会」のファシリテーターを務めるのは、ソーシャルビジネスデザイナーの亀山淳史氏。彼は社会課題とビジネス課題の解決に取り組んできた経験があり、数々のプロジェクトを手掛けながら知見を深めてきました。このような豊富な経験を活かし、読書会を主導することで、参加者がより意味のある交流を持てるようサポートしていきます。
読書会で取り上げる書籍たち
読書会では、毎回異なる必読書が選ばれます。第一回の対象図書は『マルクス解体 〜プロメテウスの夢のその先』。著者の斎藤幸平氏は、経済思想や社会思想を専門としている東京大学の准教授です。この書籍を通じて、参加者はマルクスの思想を現代の文脈で再考し、経済と社会について深い洞察を得ることができるでしょう。
今後のスケジュール
- - 第一回読書会: 2024年10月15日(火)8:00〜9:30
- - 著者トークセッション: 2024年10月24日(木)18:00〜19:30
- - 事後セッション: 2024年11月1日(金)18:00〜19:30
- - 第二回読書会:『ウェルビーイングのつくりかた』は、2024年11月11日(月)から始まります。
参加方法
「シグナル読書会」は、無料で参加可能ですが、飲食費は自己負担となります。興味のある方は、人数に限りがあるため、早めに申し込みを行うことをおすすめします。
この新しい試みを通じて、誰もが平等に参加できる経済圏の形成に貢献できる機会となることでしょう。ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
申込リンクはこちらから