ミドリ安全の新しい防護手袋「MT-C」とは
ミドリ安全株式会社は、2024年8月6日に新たにチェーンソー用の防護手袋「MT-C」を発売します。この手袋は特に伐木作業に従事する方々へ向けて設計されており、チェーンソーによる事故を防ぐための先進的な機能を備えています。
背景:林業における安全性の重要性
林業は、美しい自然の管理や資源の確保に欠かせない業種ですが、その一方で多くの危険が潜んでいます。特に、チェーンソーによる事故は深刻な問題であり、厚生労働省の統計では、過去5年間に死亡した181件の林業災害のうち、63.6%にあたる115件がチェーンソーに起因しています。この数字からも、適切な防護具の必要性が浮き彫りになります。
「MT-C」の特長
「MT-C」は、国際規格EN ISO 11393-4:2019に適合しており、特に左手用の防護機能が強化されています。手の甲部分には多層構造の生地が使われており、チェーンソーが接触した際には、この生地が破れ、引き出された繊維が内部のチェーンソーに絡むことで回転を停止させる仕組みです。これにより、手を守ることができます。
さらに、手のひらにはやぎ革が使用されており、耐久性と快適さを兼ね備えています。手首部分は面ファスナーによってしっかりと固定でき、安定した装着感も提供します。これらのデザインは、長時間の作業でも疲れにくい作りとなっています。
今後の展望
ミドリ安全では、この手袋に続いてチェーンソー専用の安全靴も発売を予定しています。これにより、作業員の安全性をさらに高め、チェーンソー利用に伴うリスクを低減させることを目指しています。みんなが安全に作業できる環境を整えることが、業界全体のパフォーマンス向上にも寄与するでしょう。
安全な作業環境の構築
チェーンソーを使用する際には、「MT-C」のほかにも安全靴、ヘルメット、イヤーマフなどの適切な防具を装着することが重要です。特に、チェーンソー作業時には、全身を保護するために多くの防護具を組み合わせて使用することが求められます。
このように、新たに登場する「MT-C」は、林業分野における安全対策の一環として大きな期待を集めています。使用者自身の安全を確保するためにも、環境に配慮しつつ、適切な防護具を身に着けることの重要さを再認識する機会となるでしょう。
製品に関する詳細やご購入については、
ミドリ安全公式サイトをご覧ください。