ミャンマー中部大地震に向けた緊急セミナーのご案内と意義

緊急セミナー「ミャンマー中部大地震人びとに届く支援とは」開催のお知らせ

2025年4月30日(水)の19時から、オンラインで緊急セミナー「ミャンマー中部大地震人びとに届く支援とは」が開催されます。3月28日に発生したミャンマー中部の地震による影響は甚大であり、応援活動が進められていますが、同時にミャンマー軍の人権侵害が深刻な問題となっています。本セミナーでは、現地の救援状況やミャンマー軍の行動が支援活動に与える影響について考察します。

このセミナーは、日本ビルマ救援センター（BRCJ）やプログレッシブ・ボイスの活動！を中心に、ミャンマー市民社会の視点から議論が展開されます。ミャンマー人市民グループと日本の支援団体が協力して、実情や課題を共有し、今後の支援のあり方を考えることが目的です。

セミナーの内容

1. 震災後の状況と人道支援者の活動
ミャンマーでの地震被害と、現地で活動する第一線の人道支援者や市民社会組織（CSO）による支援活動の現状を報告します。
2. ミャンマー軍の影響と赤十字の役割
救援が本当に必要な人々に届いているのか、ミャンマー軍と赤十字の関係、さらには日本からの支援金の行方について考えます。
3. 日本からの草の根支援活動
日本国内で行われている支援活動と、どのようにミャンマーの人々と連携しているのかを学ぶコーナーです。

スピーカー紹介

- 中尾恵子氏

一般社団法人日本ビルマ救援センター代表理事。1997年から活動に参加し、2023年には学校を退職後、支援地を訪問しています。困難な状況下での民主化活動を支援し、最近は国内避難民への支援を強化しています。

- キンオーンマー氏

民主化・人権活動家で、プログレッシブ・ボイス創設者・会長。1988年の民主化運動から活動を続けており、包括的な民主化の実現を目指しています。

- チーニェイン氏

若手のクィア活動家で、「ビルマのクィア・オルタナティブ」事務局長。地震による影響を受けた人々への支援活動に従事しており、幅広い人権問題にも取り組んでいます。

共催団体には、メコン・ウォッチやアジア太平洋資料センターなど、様々な団体が参加しています。本セミナーは無料で参加できますが、寄付も歓迎されています。寄付金は、直接被災者に支援される活動に使われます。

オンラインでリアルタイムに情報を得ることができ、英語と日本語での同時通訳が提供されるため、言語の壁を超えて多くの方に参加していただける機会です。結束して、ミャンマーの人々に手を差し伸べるための支援活動を考えていきましょう。