新規格の邦訳版登場
2025-11-11 14:50:25

圧力容器に関する新規格が邦訳で登場。安全性向上を目指して

最新の圧力容器規格の邦訳版が登場



2025年11月4日、一般財団法人日本規格協会(JSA)が、圧力容器および配管に関する重要な新規格の邦訳版を発行しました。これにより、安全性向上を目的とした手順と要件が明確にされ、業界全体にとって大きな意義を持つ状況が生まれています。また、これらの規格は、特にプラントや圧力容器、配管系において、流体の漏れを防ぐために欠かせないものとなります。

新しい規格の内容



ASME PCC-1:2022 耐圧部フランジ継手の組み立て


新たに発行されたASME PCC-1:2022は、フランジ継手からの漏れ事故を防止し、機器が安全に運転できるようにすることを目的としています。適正に設計されていても、組立作業が不適切であれば、簡単に漏れが発生することがあるため、このガイドラインは極めて重要です。

このガイドラインでは、フランジ継手の正確な組み立て方や、ボルトの締結に関する具体的な手順が詳述されており、プロセスを通じて、安全性を確保するための要件が設定されています。価格は税込32,362円、A4判・123ページと手ごろな設定になっています。

ASME PCC-2-2022 圧力機器及び配管の補修


続いて、ASME PCC-2-2022では、インフラが腐食や疲労などによって損傷した場合にどのように補修を行うかについての基準が設けられています。この規格は、石油精製や石油化学プラントにおいて用いられる圧力容器や配管のメンテナンスに関する技術的なガイドラインを提供しています。適切な補修手法を理解することで、運転開始後に発見された損傷に対し、安全性を維持しつつ対応できるようになります。

この邦訳版の価格は税込33,583円で、内容はA4判・295ページにわたります。

日本規格協会の役割



1945年に設立された日本規格協会は、我が国の標準化において中核的な役割を果たしており、JISや国際規格に関する開発、発行、普及活動を行ってきました。規格の発行はもちろんのこと、各種マネジメントシステムの審査や認証、セミナーの開催など、幅広い事業を展開しています。また、最新の規格情報が常に更新されているため、業界のニーズに応じた情報提供が可能です。

注意事項



新規格の価格については予告なく変更される場合があるため、購入を検討されている方は最新の情報を確認することが重要です。詳細やお問い合わせは、カスタマーサービス部までメールでご連絡ください。

これらの邦訳版は、今後の圧力容器や配管に関する技術の向上に大いに貢献することが期待されており、安全で信頼性の高いインフラの構築に寄与することでしょう。


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会社情報

会社名
一般財団法人日本規格協会
住所
東京都港区三田3-11-28三田Avanti
電話番号

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