フランスのアーティスト・ギャビー・バザンが来日
2025年6月、フランスの著名なアーティスト、ギャビー・バザンが来日し、日本で特別なイベントが開催されます。このイベントは、在日フランス大使館とアンスティチュ・フランセの招聘によるもので、彼の作品を通じてフランスのデザイン文化と日本における翻訳振興を広めることを目的としています。
企画展「ギャビー・バザン デザインのアトリエ 活版印刷」
市谷の杜 本と活字館で行われるこの企画展は、2025年6月28日から10月19日まで開催され、ギャビー・バザンの活版印刷をテーマにした作品が展示されます。開館時間は10:00から18:00で、月・火は休館日ですが、祝日には開いています。入場は無料で、興味のある方なら誰でも気軽に訪れることができます。
この企画展は、訪れた人々に活版印刷技術の魅力を伝えるだけでなく、バザン氏のユニークなアートスタイルにも触れる絶好の機会です。バザン氏自身も会場に登場し、直接彼の作品や技術に関する説明を行う予定です。
横浜フランス月間2025 ワークショップ
同じく2025年6月22日には、横浜市で「ギャビー・バザンといっしょにステンシルでイラストを描こう!」というワークショップも開催されます。 このワークショップでは、古くからの技法であるステンシルを使用して、オリジナルのイラストを制作します。参加者は自身の作品を持ち帰ることができ、創作体験を通じてアートの楽しさを味わうことができます。また、参加対象は6歳以上で、一般料金は1,500円、アンスティチュ・フランセ会員の場合は1,000円です。
キッズ向け特別ワークショップ
さらに、6月28日には市谷の杜 本と活字館でキッズ向けのスペシャルワークショップも行われます。小学生以下の子どもたちを対象に、バザン氏とともに活版印刷機を使った創作体験を提供します。描いた作品をリソグラフを使って印刷し、参加者全員で一つのポスターを作成する予定です。こちらは参加費無料で、子供たちにとってアートの楽しさを実感できる貴重な機会となります。
講演会とトークイベント
ワークショップ以外にも、6月29日には板橋区立美術館にてバザン氏の講演会「わたしの仕事」が開催され、イラストレーター志望の方々に向けた貴重なアドバイスが得られます。また、6月27日には東京日仏学院でトークイベントも予定されていて、未邦訳絵本についての深い話が聞けるチャンスです。
ギャビー・バザンとは
ギャビー・バザンは、1992年に南フランスに生まれ、装飾美術を専攻したアーティストです。彼はパリ郊外にあるアーティストのための共同施設にアトリエを構え、印刷技術やデザインの歴史について探求しています。近年来注目を浴びるデザイナーの一人であり、その作品は多くの人々にインスピレーションを与えています。
彼の著作『デザインのアトリエ 活版印刷』や『デザインのアトリエ 石版印刷』は、活版印刷の基礎や技法を学ぶための貴重な資料であり、アートに興味のある方々にぜひ手に取っていただきたい内容です。特に、デザインに興味がある方々には、彼の作品とその背後にある工夫や技術を知ることで、新たな創作意欲を喚起されることでしょう。
このイベントは、フランスの文化とアートを日本で体験できる素晴らしい機会です。皆さんも、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
詳細は、各イベントの公式サイトをご確認ください。