丹波篠山の新茶を楽しむ「大国寺と丹波茶まつり」
毎年5月の上旬、兵庫県丹波篠山市味間地区では新茶の季節が訪れ、茶畑はまるで緑の絨毯のように美しく彩られます。そんな中で行われるのが「第43回大国寺と丹波茶まつり」。このイベントは令和5年の6月7日(土)に茶の里会館と大国寺周辺で開催されます。
新茶の魅力を堪能するイベント
タンパク質の多い土壌と「丹波霧」に恵まれたこの地域で育つ丹波茶は、実に濃厚な旨味と香りを持っています。お祭りでは、新茶の試飲や販売はもちろん、茶摘み体験や手揉み体験が行われるため、訪れる人はこの特別な季節の味を一層深く味わうことができます。家族連れやカップルでの参加にも最適です。
中でも見逃せないのは、尺八を奏でる虚無僧が先導する「丹波茶壷道中」。この珍しいパフォーマンスは、伝統的な茶文化を一層引き立てており、観る人々に感動を与えます。会場には、大国寺もあり、こちらは国の重要文化財として、訪れた際にはぜひその美しさを鑑賞してほしいです。
美味しいグルメも満載
お茶だけでなく、お祭りでは「味わいの広場」や「ふれあい物産市」なども設けられ、地元の美味しい料理やスイーツを楽しむことができます。新茶に合う丹波篠山の特産品を味わう絶好の機会です。
茶摘み・手揉み体験詳細
茶摘み体験は、10時から16時の間に行われており、事前の申し込みが必要です。特に午後1時までに受付が終わるため、早めに訪れることをおすすめします。摘んだ茶葉はそのまま手揉み体験に使用でき、自分だけの特製お茶を楽しむことができます。どちらも思い出に残る特別な体験になることでしょう。
丹波茶の魅力
丹波茶はその歴史が非常に古く、平安時代から栽培が始まったとされています。その生産量は現在も兵庫県トップクラスで、江戸時代には上方に流通されるお茶の約半分が丹波茶でした。独特の気候条件で育まれた丹波茶は、渋みと甘みの絶妙なバランスが特徴です。丹波篠山といえば黒豆や栗も有名ですが、新茶の魅力をぜひ体験してみてください。
アクセス情報
この素晴らしいイベントに参加する際のお車でのアクセスは、丹南篠山口ICからのルートがおすすめです。出口を右折してから味間新交差点を右に折れると、約10分で到着します。会場周辺には駐車場もありますが、台数が限られているためご注意ください。電車利用の場合は、JR篠山口駅から徒歩で約45分、レンタサイクルを使うと約20分でアクセス可能です。また、無料のシャトルバスサービスもありますので、利用するのも良いでしょう。
この機会に、丹波篠山の自然に囲まれ、豊かな新茶の風味を存分に楽しんでください。家族みんなで特別な思い出を作りましょう!