認知症との共生に向けた取り組み
概要
株式会社ルネサンスは、9月の世界アルツハイマー月間に合わせ、認知症との共生と予防を目的とした活動を行いました。特に注目すべきは、2025年に向けた高齢者向けのオンライン体操教室や各種イベントです。これにより、多くの高齢者が健やかに生活できる社会の実現を目指しています。
アルツハイマー月間の意義
2022年の時点で、日本国内の認知症及び軽度認知障害(MCI)の高齢者の数は1,000万人を超えています。これは、65歳以上の高齢者の約3.6人に1人が認知症またはその予備軍であることを意味します。この現実を受け、ルネサンスは介護予防事業などに積極的に取り組み、毎年9月に行われるアルツハイマー月間のイベントを通じて認知症の理解と啓発を促進しています。
具体的な取り組み
オンライン体操教室
今年度、ルネサンスは全国約300ヶ所の介護施設や地域の集まりをオンラインで結び、「シナプソロジー®」を取り入れた体操教室を実施しました。延べ2,000名を超える参加者がこのプログラムに参加し、体を動かしながら認知機能を刺激することができました。
各種イベント活動
地域コミュニティを対象にしたイベントも多くの人々に支持され、「楽しい時間だった」「次回を楽しみにしている」といった声が寄せられました。特に経済産業省が主催した「オレンジイノベーション・プロジェクト」や順天堂大学との連携イベントなどでは、当社の取り組みを地域の人々に広く紹介しました。
地域との連携
また、大田区若年性認知症支援相談窓口と連携したオンライン体操や、新宿健康プラザでの認知症予防イベントも好評でした。参加者との意見交換を通じて、今後の活動に対するフィードバックを得ることができ、より良いサービスへの改善に活かす予定です。
世界アルツハイマー月間について
毎年9月21日は「世界アルツハイマーデー」と定められており、この日をきっかけに認知症についての啓発活動が行われています。日本でも、公益社団法人「認知症の人と家族の会」が様々なツールを用いて認知症への理解を促進しています。
シナプソロジーとは?
「シナプソロジー®」は、脳を活性化する特別なメソッドで、じゃんけんやボール回しといった基本的な動作に感覚刺激を加え、脳機能を目指します。この方法は広く介護サービス事業や教育分野でも活用されており、様々な場面での脳の活性化に寄与しています。
結論
ルネサンスの取り組みは、認知症を抱える人々やその家族にとって有意義な支援となり得るもので、今後も地域と連携しながら、さらに多くの方々に役立つ活動を展開していく予定です。健康で快適なライフスタイルの創造を目指す企業として、これからも認知症予防や共生に向けた取り組みを強化していきます。