ハロトコが神戸と提携
2020-05-20 11:02:30
前払い支援サービス「ハロトコ」が神戸市と提携、地域の発展を応援
新型コロナの影響を受けた事業者を支援する「ハロトコ」
新型コロナウイルスの影響で、多くの事業者が困難な状況に直面しています。そんな中、前払いで商品やサービスを提供する「ハロトコ」という制度が登場しました。この取り組みは、2020年4月22日にスタートし、外出自粛や営業自粛によるキャッシュフローの悪化を受けて設計されたものです。
「ハロトコ」は、前払い式の電子チケットを通じて、地域の事業者を支援することを目的としています。リリースからわずか3週間で、登録店舗が100以上、支援回数が200回を超えるなど、利用者に広がりを見せています。特に、Beer Cafe Barleyでは短期間で50万円以上の支援が受けられた事例も報告されています。
「まちの元気応援プロジェクト ハロトコ KOBE」の誕生
この成功を受けて、神戸市と神戸商工会議所が手を組み、2020年5月15日より「まちの元気応援プロジェクト ハロトコ KOBE」を開始しました。このプロジェクトでは、販売者が設定した割引額の3/4を神戸市が負担し、最大で1億円の支援が行われます。これにより、消費を喚起する効果と同時に、地域店舗の存続を助ける狙いがあります。
定価の20%を上乗せして販売される商品やサービスが、通常価格で購入できるため、チケット購入者にとってのメリットも大きいです。たとえば、定価1,200円の食事券が1,000円で購入できるなど、実際に利用者からの好評も得ています。
業界を超えての広がり
「ハロトコ」は飲食店だけでなく、宿泊施設などさまざまな業種にも対応するように進化を遂げています。実際に神戸北野ホテルもこの体制に参加し、幅広い業界での応援が期待されます。さらに、登録店舗のエリアを神戸市から全国へと広げる計画や、他の行政や団体との積極的な提携も進められています。
さらなる利用促進に向けた取り組み
今回の提携を受けて、運営会社である株式会社Daftは、サービスの改善にも力を入れています。例えば、チケットの有効期限を個別に延長することで、休業や外出自粛で利用が困難だった日数を考慮し、ユーザーの負担を軽減する方向に進んでいます。
まとめ
前払い支援サービス「ハロトコ」は、地域の事業者を支える重要な仕組みとして、現在注目を集めています。新たな取り組みや提携により、今後ますます地域経済の活性化に寄与することが期待されます。神戸市、神戸商工会議所、そして「ハロトコ」が一体となり、厳しい状況を乗り越え、地域を再生する姿は、多くの人々に勇気を与えることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社Daft
- 住所
- 兵庫県神戸市中央区浪花町56起業プラザひょうご内
- 電話番号
-
078-600-2283