2025年18歳意識調査から見る若者の価値観の変化
日本財団が2025年11月から12月にかけて実施した第77回18歳意識調査。この調査の目的は、成人年齢前後の若者たちの価値観やライフデザイン、特にキャリア、結婚、子育てに関する考え方の変化を明らかにすることです。今回は、2022年12月に行われた第52回調査との比較を行い、若者の変わりゆく価値観を探ります。
価値観の変化
調査結果によると、人生で最も重要と感じることに関する意識が変化してきており、最も重要な項目として「家族」が52.6%と減少し、根本にある自己の趣味ややりたいことが重視されるようになっていることが浮き彫りになりました。特に「資産の形成」が注目され、自分自身を大切にする姿勢が見受けられます。このように、自己実現を求める傾向が顕著になってきているのです。また、日本国内で将来暮らしたい場所として日本を選ぶ割合も増加し、全体の88.8%に達しています。
結婚観の変化
次に結婚やパートナーシップに対する見方も興味深いものです。結婚を「したい」と回答した若者の割合が58.1%と7ポイントの減少を見せ、実際に「すると思う」と考える人も44.8%と大幅に減少しています。特に男性の意識の低下が顕著で、結婚を希望する割合が57.8%に、実際に結婚すると思う割合も43.3%に留まりました。
結婚しない理由として「自由を失いたくない」という意見が増え、男女間の意識差も広がっています。特に男性は経済的な理由から結婚に対して慎重になっている一方で、女性はそれほどの変化は見られませんでした。
子育て意識の変化
子どもに関する意識も大きく変わっています。将来「子どもを持ちたい」との回答は51.5%と減少し、「持つと思う」も38.9%に落ち込みました。子どもを持たない理由としては、金銭的な負担の大きさが以前ほど強くは主張されず、精神的な負担が増加しています。この点は、育児に対する考え方の変化を反映しています。特に男性は子どもを持ちたいという希望が9ポイントの減少を見せ、一方で女性は4ポイント減少しています。
まとめ
この調査を通して、日本の若者の価値観が家庭や子育て、結婚といった伝統的な枠組みから自己実現へとシフトしていることが浮かび上がりました。また、経済的側面も影響を与える中で、今後の社会においてどのように変化していくのか注目されます。詳細な調査結果や分析については、報告書に記載されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。日本財団は、今後もこのような意識調査を通じて未来の課題を探っていくことでしょう。
詳しい調査結果については、
こちらを参照してください。
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