阪神電鉄が新たなタッチ決済乗車サービスを提供
阪神電気鉄道株式会社は、タッチ決済による鉄道乗車サービスを2024年10月29日から開始することを発表しました。これは、タッチ決済対応のクレジットカードやデビットカード、さらにスマートフォンに設定された決済機能を利用して乗車できるという新しいサービスです。
この新サービスは、2025年に予定されている大阪・関西万博に合わせ、多くの国内外の観光客が関西を訪れることを見越して実施されます。阪神間を訪れる方々にとって、より便利で快適な移動手段が提供されることでしょう。
サービスの詳細と利用方法
このタッチ決済サービスは、阪神電車の全駅で利用できるものの、西代駅は利用対象外となっています。また、他社線への乗り越しにも対応しますが、利用できる駅は限られています。
利用方法
1.
タッチ決済での乗車申告: 改札口にいる係員にタッチ決済で乗車する旨を伝える必要があります。係員が存在しない駅や時間帯では、専用リーダー近くのインターホンを通じて駅長室にその旨を伝えます。
2.
タッチ決済: 改札口近くのタッチ決済専用リーダーにクレジットカードやデビットカードをかざします。
3.
改札機の操作: 係員が自動改札機の開扉を操作し、そのまま通行できます。自動改札がない駅でも、係員への申告は不要ですので、専用リーダーにタッチするだけで入場可能です。
対応ブランド
利用可能なタッチ決済ブランドには、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯が含まれます。今後、Mastercardの対応も予定されています。
利用できないケース
タッチ決済サービスは、大人普通運賃のみ対応しており、小児運賃や障害者割引、定期券としての利用はできません。また、1枚のカードで複数人分の運賃を支払うこともできませんので注意が必要です。
乗車履歴の確認
タッチ決済を利用した際の乗車履歴は、QUADRAC株式会社が提供する「Q-move」を通じて確認できます。ユーザー登録をすることで、直近1年間の乗降履歴を確認できるため、便利に活用することが可能です。
このサービスの導入により、阪神グループは「“たいせつ”がギュッと。」というブランドスローガンのもと、一人ひとりのお客様にとって大切な移動体験を提供し続けることを目指しています。タッチ決済の導入は、今後のさらなる利便性向上にも寄与することでしょう。
阪神電気鉄道は、利用者の期待に応えるために、今後も様々なサービス向上に努めていくとしています。この機会にぜひ、タッチ決済での移動を体験してみてはいかがでしょうか。
公式関連情報
(発行元: 阪急阪神ホールディングス、大阪市北区芝田1-16-1)