三菱電機 新省エネモータ
2013-10-23 10:00:20

三菱電機、省エネ性能を大幅に向上させた高性能モータ「SF-PR」を発表!システムコントロールフェア2013で注目を集める

三菱電機、省エネ性能を大幅に向上させた高性能モータ「SF-PR」を発表



2013年に行われたシステムコントロールフェアにおいて、三菱電機は高性能省エネモータ「スーパーラインプレミアムシリーズSF-PR」を出展し、大きな注目を集めました。本製品は、従来の標準モータと比較して省エネルギー性能を大幅に向上させた点が最大の特徴です。

SF-PRの特長:省エネ、互換性、インバータ駆動への最適化



SF-PRは、単に省エネ性能が高いだけでなく、多くの利点を持つモータとして設計されています。

1. 圧倒的な省エネ性能

従来の標準モータであるSF-JRと比較して、発生損失を平均37%削減することに成功しました。これは、プレミアム効率IE3にも対応することで実現した成果です。6極品のうち一部機種を除き、IE3規格に準拠し、更なる省エネルギー運転を可能にしています。

2. 円滑な置き換えを実現する互換性

SF-JRとの寸法互換性(わく番号)を確保することで、既存設備からの置き換えが容易に行えます。全長や径寸法も、一部機種を除いてSF-JRと同一です。さらに、サーマルリレーやブレーカなどの配電制御機器も従来品と互換性があるため、追加費用を抑えることができます。

3. インバータ駆動への最適化

SF-PRは、インバータ駆動に最適化された設計となっています。商用電源と同じモータ選定、設計でインバータ駆動が可能であり、定トルク連続運転領域を拡大しました。三菱電機のインバータFR-A800/FR-A700と組み合わせることで、リアルセンサレスベクトル制御を用いて、超低速の0.3~60Hz(1:200)まで運転することが可能です。これは、精密な速度制御が必要な用途において大きなメリットとなります。

4. 国内外の規格に対応

1台のモータで、日本国内と米国の電源に対応できるのも大きな魅力です。国内3定格は、2015年から施行予定だった「エネルギー使用の合理化に関する法律(省エネ法)」のトップランナー基準に対応。米国定格は、米国EISA法にも準拠しています。これにより、グローバルな展開を行う企業にとっても魅力的な選択肢となります。

製品概要:幅広い出力と極数に対応



SF-PRは、出力0.75kW~55kW(6極品は45kWまで)と幅広いラインアップを用意。極数は2極、4極、6極から選択可能で、電圧も200/200/220/230V 50/60/60/60Hzまたは400/400/440/460V 50/60/60/60Hzと多様なニーズに対応しています。

システムコントロールフェア2013における三菱電機のコンセプト



三菱電機は、システムコントロールフェア2013において「Your Solution Partner 三菱電機」をコンセプトに掲げ、お客様と共に歩むFA総合メーカーとして、新たなものづくりに向けたソリューションを提供することを表明しました。SF-PRは、そのコンセプトを体現する製品の一つと言えるでしょう。

まとめ



三菱電機のSF-PRは、優れた省エネ性能、高い互換性、インバータ駆動への最適化、そして国内外の規格への対応と、多くのメリットを備えた高性能省エネモータです。幅広い産業分野において、省エネルギー化と生産性向上に貢献する製品として期待されています。

会社情報

会社名
三菱電機株式会社
住所
東京都千代田区丸の内二丁目7番3号東京ビル
電話番号

トピックス(経済)

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