大阪・関西万博を控えた京都の取り組み
大阪・関西万博まで残り1か月となり、京都ではこのタイミングを活かして文化や観光資源をアピールする取り組みが進められています。京都産業の強みを発揮し、全国および国際的な交流を促進するために、行政、経済界、そして有識者が一体となって「オール京都」の体制を築いています。
気運を高める取り組み
京都では、以下のような多様な施策を通じて、大阪・関西万博への期待感を醸成しています。
1. 万博カラーのライトアップ
京都府庁旧本館や京都市役所、さらにはニデック京都タワーなど、府内の12か所が赤と青の万博カラーにライトアップされます。この取り組みにより、万博の開催を視覚的に感じられるようにし、市民や観光客に対して万博への関心を引き寄せます。
2. 公共交通機関での情報発信
京都の各駅や公共施設、博物館などにて、万博に関連する情報が発信されます。特に、京都の魅力を伝える「フラッグシップ・アクション」には多くの団体が参加し、動画やポスターを通じてさらなる情報提供を行います。
3. SNSを活用したプレゼントキャンペーン
InstagramとFacebook、Xにおいて、万博に関連したスポットを訪れた方を対象に、フォトキャンペーンを実施します。投稿者には万博のチケットやキャラクターグッズが抽選でプレゼントされます。
4. EXPO KYOTO Official siteのリニューアル
公式サイトがリニューアルされ、万博期間中のイベント情報を日めくりカレンダー方式で提供します。最新の情報が手に入ることで、訪問者は京都での万博関連イベントを逃すことなく楽しむことができます。
5. 関連イベントの実施
さまざまなイベントが万博開催に向けて計画されています。たとえば、公式キャラクター「ミャクミャク」とのグリーティングイベントや、けいはんなプラザでのトークセッションなどが行われ、住民と観光客の交流が深まることが期待されています。
多彩なイベントで盛り上がる京都
けいはんな万博セミナー
「けいはんなで活躍した先人の知」をテーマにしたセミナーが開催されます。サイエンス&アートのリンクに関するトークセッションが行われる予定です。
ものづくりParkマルシェ
下京区で活発に展開されるものづくりイベントには、万博関連のブースも出展される予定です。手づくり雑貨や飲食ブースが並び、地元の団体が盛り上がります。
淀川クルーズ
淀川での新航路オープニングセレモニーや、観光船の航行イベントもあり、多くの人々が参加することが期待されています。
みやづSDGsフェスタ
宮津市では、SDGsに関連するイベントが同時に開催され、特別運行される汽船で2つの会場が結ばれる予定です。
結び
これらの取り組みを通じて、京都の魅力が各地に発信されることを期待しています。そして何より、大阪・関西万博が成功裏に開催されることを願っています。万博を通じて新たな価値が生まれ、未来につながるイベントとなることを祈念します。