ニッコー株式会社が2025年度「環境力」大賞を受賞
石川県白山市に本社を構えるニッコー株式会社が、認定NPO法人環境文明21主催の「2025年度 経営者『環境力』大賞」において、最高位である「大賞」を受賞しました。この賞は、環境保護と経済活動を両立させ、企業の「環境力」を高める優れた経営者を称えるものです。
環境への取り組みが評価される
ニッコーは、創業1908年の歴史を持つ陶磁器ブランドです。今回の受賞は、陶磁器事業部で開発した食器リサイクル肥料「BONEARTH(ボナース)」や、水処理事業部での水環境保全の活動が特に評価された結果です。これらの施策は、ただの事業活動にとどまらず、社会的課題の解決へとつながっています。
陶磁器事業からの革新
陶磁器事業では、捨てられるはずだった破損や規格外の食器を再利用し、リン酸肥料「BONEARTH」へと生まれ変わらせる取り組みを行っています。この循環型モデルは、レストランや農家との協力によってさらに強化されており、新たなビジネス機会を創出しています。特に「ボナース田んぼのオーナー制度」の導入や、「BONEARTH FOOD MARKET」などの新規事業展開は、サーキュラーエコノミーを体現したものです。
水処理事業の重要性
水処理事業においても、ニッコーはかけがえのない「水」を守るため、50年以上の歴史を持つ浄化槽事業を通じて地域の水環境保全に努めています。特に、「みんなの浄化槽保守点検」サービスの開発により、浄化槽の維持や管理をお客様が容易に行えるようにし、業界の質の向上にも貢献しています。このサービスは、保守点検のプロセスをデジタル化し、環境負荷の軽減にもつながります。
受賞者の想い
この受賞に際し、専務取締役の三谷直輝氏は「今回の栄誉を受けて、我々の目標は単に優れた製品を作ることではありません。次の100年にわたって、豊かな食と住環境を享受できるために、環境負荷を減らし、資源を循環させるシステムを作っていく必要があります」とコメントしました。これにより、ニッコーが環境経営を加速させる意欲が伝わります。
環境力大賞の意義
経営者「環境力」大賞は、認定NPO法人環境文明21が主催し、環境省などが後援する制度です。創設から約15年、企業の環境への取り組みを促進し、その成果を広く伝える役割を果たしています。ニッコーの受賞は、この制度の意義を改めて認識させるものであり、今後の企業経営においても注目されるポイントとなるでしょう。
BONEARTH(ボナース)について
「BONEARTH」はニッコーの食器から生まれた肥料で、ボーンチャイナに含まれるリン酸三カルシウムを再利用したものです。これにより、廃棄物の削減と資源の循環を実現し、土壌を肥沃にする効果も期待されています。この肥料は水に溶けにくいため、河川への流出も少なく、環境負荷を最小限に抑えることができます。
ニッコーの未来
今後もニッコーは、陶磁器と水処理という2つの事業セクターを通じて持続可能な社会の実現に向けて邁進していくでしょう。これからの活躍にも期待が寄せられます。