空気だけで発電する非常用電源「エイターナス」が未来を変える

画期的な非常用電源「エイターナス」とは

北海道胆振東部地震から1年が経過した今、注目を集めているのが、空気を利用して発電する「エイターナス」です。この新しい非常用電源は、わずか3分の準備で活用でき、特に災害時の電力確保においてその有効性が期待されています。

エイターナスの特徴

「エイターナス」は、一般的なバッテリーや発電機とは一線を画した、自立的で安全な電源供給を実現します。発電に必要なのは「空気」だけ。従来の発電機は水や燃料が必要で、持ち運びや設置が難しい場合が多いですが、この製品はどんな環境でも対応可能。氷点下の寒冷地でも動作し、リチウム電池のような発火の危険もありません。

機器を使用するための電力供給が同時に可能で、テレビやパソコンの起動、さらには携帯電話のフル充電も実現できます。特に、液晶テレビは13.5時間、LED照明は128時間、医療用機器にも対応できるため、非常時に重宝するでしょう。

災害時の重要な電源確保

災害発生時においては情報の取得や生命維持が最優先です。電源が確保されていなければ、スマホやテレビなどの情報ツール、さらには医療機器や食料を保冷する設備も機能しません。「エイターナス」は、これらの電気を供給し、二次災害を防止する大きな役割を果たします。

これまでの非常用電源は、あなたの生活を支えるための最後の一押しにならざるを得ませんが、この製品は、その一歩を前に出させてくれるのです。

官公庁や企業でも導入拡大

その有用性から、警視庁をはじめ、札幌市や高山市、川崎市などの自治体防災拠点でも導入されています。大手企業でもBCP（事業継続計画）対策として活用が進んでいます。実際、被災地からは「災害用自動販売機や防犯無線に活用され、非常に助かった」との声も寄せられています。

今後の展望

「エイターナス」は、特に子どもからお年寄りまで簡単に使用できるため、街中にAEDと共に設置されることが期待されています。これにより、さらに多くの人々の命が守られるでしょう。

10月2日から4日まで開催される「危機管理展2019」では、この革新的な発電システムの詳細なデモや、ご希望に応じた撮影なども受け付けるとのことです。