良品計画「山のダイゴミプロジェクト」がウッドデザイン賞を受賞！地域活性化と持続可能な社会へ貢献

良品計画「山のダイゴミプロジェクト」、ウッドデザイン賞で優秀賞受賞

良品計画が参画する「山のダイゴミプロジェクト」が、一般社団法人日本ウッドデザイン協会主催の「ウッドデザイン賞2024」において、ハートフルデザイン部門で優秀賞（林野庁長官賞）を受賞しました。このプロジェクトは、森林産業における未利用材を有効活用し、地域社会の活性化を目指す取り組みです。

プロジェクトの概要

「山のダイゴミプロジェクト」は、森林の伐採や製材過程で発生する未利用材を「ゴミ」として廃棄するのではなく、新たな資源として捉え、そこから生まれた製品を市場に送り出すことを目的としています。

具体的には、以下の3つの柱で構成されています。

1. 山林課題解決のためのプレイヤー育成事業: 林業に関わる人材育成を目的としたプログラムを実施し、地域産業の活性化を目指します。
2. 山にある未利用材の素材とプロダクト販売の計画: 未利用材を活用した商品の企画・開発、販売戦略を計画し、持続可能なビジネスモデルの構築を目指します。
3. 川上から川下まで林業の流れを把握するツアーの実施: 消費者に林業の現場を体験してもらうツアーを実施することで、生産地と消費地を繋ぎ、森林資源の価値を共有する機会を創出します。

これらの活動を通して、都市部と山間部の連携を強化し、地域社会の持続的な発展に貢献することを目指しています。

プロジェクトの背景と経緯

このプロジェクトは、2022年に宮崎県「森林産業イノベーション人材創出モデル事業」としてスタートしました。異業種との連携により、社会課題の本質を見直し、森林産業の革新を目指しています。2023年には武蔵野美術大学で「山のダイゴミ展」を開催し、2024年にはデザイナーと地域プレイヤーによる「山のダイゴミ集め＆ものづくりツアー」を実施するなど、着実に活動を進めています。