日本料理「乃木坂しん」がリニューアルオープン
日本料理店「乃木坂しん」が、2023年9月8日(金)にリニューアルオープンしました。この店舗は、オープンから7年連続でミシュランの一つ星を獲得してきた実績を持ち、2023年の改装を乗り越えて新たなスタートを切ります。改装のデザインは、パリで人気の建築設計事務所「Atelier ÈS」が手掛け、「現代の数寄屋」をコンセプトにしています。
改装背景
乃木坂しんは、2023年6月13日から3カ月間の改装休業に入りました。この改装は、開業当初から計画されていたものですが、特にコロナ禍を乗り越えたことで具体的な実現に至りました。
飲食店も時代と共に変化する必要があり、「乃木坂しん」もその一環として新しい提供スタイルを模索しなければならないと感じました。コロナ禍による飲食のライフスタイルの変化を鑑み、新たな挑戦をすることに決めた結果、今回の改装が実施されたのです。
新たなデザインと機能性
改装では、「現代の数寄屋」というコンセプトを基にしています。これは、古くからの「数寄」とは、愛好や趣を重んじる文化を意味し、乃木坂しんではその思想を現代の形で表現しました。モダンなデザインの中にも、和の美意識と風流を取り入れた新しい店舗となっています。
パリの「Atelier ÈS」が担当したデザインは、日本の建築様式を核にしつつ、モダンなエッセンスを加えたものです。具体的には、コンクリートの梁をむき出しにし、店舗内部と外部のつながりを持たせました。
また、改装を通じてカウンター席の数も増え、料理人とお客様との距離が近くなることで、料理のライブ感を楽しむことができるようになりました。新しいカウンターは、三重県の伊勢檜で造られ、自然な木目が美しい一枚板でできています。このカウンターは、店主石田の強い思いによる特別な品であり、彼自身の手で持ち帰ったものでもあります。
料理への思い
改装後、新たに生まれ変わった「乃木坂しん」では、特に料理のクオリティとプレゼンテーションに力を入れています。店主の石田は、食材の良さを引き立てる料理を提供し続けることにこだわり、改装によってその環境が整ったと語っています。調理場とカウンターの距離が縮まり、お客様はより料理の過程を楽しむことができる位置に座ることになります。
この新しい環境では、アツアツの料理はアツアツで、冷たい料理は冷たく提供されることで、より一層美味しさが際立つことを目指しています。さらに、冷蔵庫の新設などにより、新たな料理にも挑戦していく準備が整いました。
結び
「乃木坂しん」は、これからもお客様との出会いを大切にし、食材の出会いを楽しむ体験を提供し続けます。新たな挑戦を経て、さらなる成長を遂げる「乃木坂しん」をぜひ訪れてみてください。
店舗情報
- - 店舗名: 乃木坂しん
- - 住所: 東京都港区赤坂8-11-19エクレール乃木坂1F
- - 電話番号: 03-6721-0086
- - 営業時間: 17:30~23:00(最終入店21:00)
- - 定休日: 毎週日曜 その他不定休あり
- - 料金: おまかせ25,000円(税・サービス料10%別)から