海を守る新サービス
2021-11-18 10:00:13
海を守るための新しい取り組み「UMIMIRU」と「OR」の誕生
海を知り、海を見守る新サービスが始まる
海洋ゴミ問題は、年々深刻化しています。この問題に対処するため、ウェブアプリ「UMIMIRU(ウミミル)」とウェブメディア「OR(オーシャンズ・リサーチ)」がリリースされました。これらのサービスは、海に対する関心を高めるだけでなく、実践的なアクションにつなげることを目的としています。
「UMIMIRU(ウミミル)」の機能と役割
「UMIMIRU」は、浜辺の海洋ゴミの現状を観測するためのアプリです。定点観測装置を活用することで、ユーザーは日々の浜辺の状況を確認できます。これにより、海洋ゴミの漂着状況を把握することが可能になり、ビーチクリーン活動の適切な実施時期を選定する際の指標となります。さらに、このツールを通じて、地域住民や観光客が海の環境に目を向け、関心を持つきっかけを提供します。連携の一環として、全国の自治体や宿泊施設に観測装置を設置し、地域の環境問題について意識を高めていく計画も進行中です。
「OR(オーシャンズ・リサーチ)」のミッション
一方で、「OR」は、様々な海に関する問題とその解決策を紹介するウェブメディアとして機能します。海洋ゴミの削減に向けた具体的な行動や、地域でのボランティア活動に関する情報を発信し、情報の普及を促進します。また、海洋データの解析支援を提供し、ゴミの種別ごとの分量をレポートするサービスを展開。これにより、地域の環境問題への認識を深め、効果的な施策の立案をサポートします。さらに、PRやクリエイティブな支援も行い、海洋ゴミ削減に貢献する製品やサービスの開発を促進します。
「プロジェクト・イッカク」の取り組み
「UMIMIRU」と「OR」は、日本財団、一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構(JASTO)、株式会社リバネスが共同で進める「プロジェクト・イッカク」の一部として始まりました。本プロジェクトは、海洋ゴミ削減とビジネスの新しいモデルの確立を目指しており、異分野の専門家が協力して推進しています。この取り組みを通じて、国民一人ひとりが海洋ゴミ問題を身近なものとして捉え、行動に移すことを目指します。
まとめ
「UMIMIRU」と「OR」は、海洋環境を守るための新しいステップとなることが期待されます。これらのサービスは、単なる情報提供にとどまらず、実践的な行動を促すプラットフォームとしての役割も果たします。海を愛するすべての人々が、これらのサービスを利用して、より良い海の未来を築く手助けをしてほしいと思います。今後の展開にも大きな期待が寄せられます。
会社情報
- 会社名
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ノウ株式会社
- 住所
- 東京都練馬区石神井町7丁目24−17
- 電話番号
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