伝統行事「節分おばけ」が復活!
2024年2月1日、福井県あわら市で「節分おばけ」と呼ばれる仮装行列が、8年ぶりに盛大に開催されました。このイベントは、鬼を追払う厄除けの行事として古くから親しまれてきたもので、今回は新たな形式で復活しました。主催は芦原温泉旅館協同組合にぎわい創出委員会で、温泉街全体が賑やかな雰囲気に包まれました。
鬼退治の様子
高校2年生の「りの」さんが高校生PRライターとして参加し、高校生目線からこの行事の魅力を伝えてくれました。盛大なイベントはセントピアあわらを出発し、参加者たちは鬼やアニメキャラの仮装を身にまとい、湯のまち広場を目指して行進を開始しました。越前金津金龍太鼓の演奏に合わせて、参加者同士が団結し、盛り上がりを見せました。
この道中、舟津温泉薬師堂を訪れ、豆をいただくことで街の無病息災を願い、参加者たちは境内で祈りを捧げました。しかし、そこで待ち受けていたのは想像以上に迫力のある3体の鬼。参加者たちは鬼の登場に驚きつつも、強気な表情を見せました。
クライマックスの鬼との激闘
そして、ついに湯のまち広場に到着した参加者たち。鬼の出現を待つ中、緊張感が漂い始めました。旅館の女将たちから豆を受け取り、「鬼は外!福は内!」の掛け声と共に豆を投げる子どもたちの姿はとても勇敢でした。初めは驚いていた子どもたちも、次第に自信を持って鬼に立ち向かい、無事に鬼を退散させることができました。
参加者からは、「鬼がたくさんいたけれど怖くなかった」「豆を鬼に当てることができた!」という声が多く聞かれ、子どもたちの笑顔が印象的でした。
主催者の思い
主催団体の委員長は、「今年は子どもたちが参加することであわら温泉に愛着を持ってもらい、楽しい場所だと思ってもらえればと考えました。今後もこのイベントを続けていきたいと思っています。」と意気込みを語りました。これからもあわら温泉の魅力を伝えながら、西から鬼を追い払い、福を呼び込む行事が続くことを期待したいです。
あわら市の魅力
福井県あわら市は北陸を代表する温泉地で、138年以上の歴史を誇ります。「関西の奥座敷」とも称され、多くの観光客が訪れるスポットです。2024年には新幹線の開業を控え、アクセスも良好になりそうです。あわら市の美しい田園風景や海岸、静かな湖や川に囲まれた場所には、新鮮な地元食材を使った魅力的なグルメもたくさんあります。また、近くには東尋坊や恐竜博物館など見どころも満載です。ぜひ、次回の旅行計画の候補にあわら市を加えてみてはいかがでしょうか。
豊かな自然と歴史を体験できるあわらをぜひ訪れてみてください。