無下剤内視鏡の未来
2025-02-12 15:26:40

無下剤で受けられるバーチャル内視鏡検査の新境地を開拓

画期的な内視鏡技術の実現



最近、Boston Medical Sciencesが開発している無下剤バーチャル内視鏡検査システム『AIM4CRC』が注目を集めています。このシステムは、従来の内視鏡検査に必要だった下剤を使用せずに、大腸がんの早期発見を可能にする画期的な技術です。

2023年4月に設立されたBoston Medical Sciencesは、ハーバード大学医学部やマサチューセッツ総合病院での豊富な経験を持つ医師たちが中心となり、新たな医療技術の研発に挑戦しています。このシステムの最大の特長は、患者にとっての負担を大幅に軽減しつつ、正確な診断を提供できる点です。

最新の資金調達



最近、同社は追加で9.3億円の資金を調達しました。この資金は、主に研究開発の強化や国内での治験実施、また日本および米国における薬事対応に充てられる予定です。特に、内視鏡技術を迅速に実用化し、広く普及させることが目標です。

新たに加わった投資家の中には、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ、東日本旅客鉄道株式会社、明治安田生命保険が含まれており、彼らの支援によって持続的な成長が期待されています。既存の支援者であるBeyond Next Venturesとも連携し、より多くの企業と協力して新技術を市場に送り出す準備を進めています。

社会への貢献



Boston Medical Sciencesは、「早期発見・予防の力で世界から大腸がん死を根絶する」という理念を掲げています。その実現に向けて、全社員が一丸となって取り組む姿勢は、企業としての強い信念を感じさせます。

同社は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受けたり、厚生労働省の優先審査プログラムに採択されるなど、内部の体制をしっかりと整えています。また、米Mayo Clinicや日本貿易振興機構(JETRO)との連携も進めており、国際的な場での展開を見据える姿勢が伺えます。

利用者への影響



患者にとって、無下剤で受けられる内視鏡検査は大きな利点です。従来の検査方法では、下剤を服用して消化管をきれいにする必要があり、そのプロセスが患者にとっては大きなストレス要因でした。しかし『AIM4CRC』を利用すれば、そのような煩わしさを解消できます。これにより、より多くの人々が気軽に検査を受けられるようになることが期待されます。

未来への展望



Boston Medical Sciencesは、これからも医療の在り方を変革し続けるでしょう。無下剤バーチャル内視鏡検査システム『AIM4CRC』が日本国内だけでなく世界中に広がることで、大腸がんの早期発見が進み、患者の生活の質が向上することを願っています。今後の展開から目が離せません。

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会社情報
  • - 本社: 東京都中央区日本橋本町3-7-2 MFPR日本橋本町ビル3F B-PORT内
  • - 研究開発拠点: 東京都中央区日本橋小伝馬町14-10 2F (BMS Research)
  • - 設立: 2023年4月
  • - 創業者・代表者: 岡本 将輝
  • - URL: b-ms.tech


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会社情報

会社名
Boston Medical Sciences株式会社
住所
東京都中央区日本橋本町3-7-2MFPR日本橋本町ビル3F B-PORT内
電話番号

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