札幌市の新たな一歩、大通西地区再開発計画「SAPPORO ONE」
2029年8月に竣工予定のプロジェクト「SAPPORO ONE」は、札幌市の中心部に位置する大通西4南地区で進行中の再開発事業です。この複合用途ビルは、環境負荷を減少させる設計が評価され、札幌市から「ゼロカーボン推進ビル」として認定を受けました。これは、脱炭素社会を実現するための重要なステップとなります。
このプロジェクトを手掛けるのは、株式会社平和不動産。代表取締役社長の土本清幸氏は、「持続可能な街づくりの推進」を掲げ、中期経営計画「WAY 2040 Stage 1」に基づいて、この再開発事業を進めています。本物件では、低エネルギーで環境負荷の少ない「ZEB Oriented」を取得が確定しており、実際の電力消費は再生可能エネルギーによって100%賄われる見込みです。
ゼロカーボン推進ビルの概要
「ゼロカーボン推進ビル」とは、札幌市が定めた数々の条件を満たし、脱炭素化や強靭性向上に寄与することを評価された建物に与えられる認定です。このプロジェクトも、そうした認定を得るために、以下の目標を設定しています:
- - ZEB Orientedの認証取得(オフィス用途部分)
- - 再生可能エネルギー100%電力の導入
- - 地域冷暖房施設の活用による省エネ化と温暖化対策
- - 免振工法による耐震性の確保
これにより、札幌市は新しいビルで環境認証を得るだけでなく、入居企業に対して賃料補助を提供することでも知られています。例えば、ゼロカーボン推進ビルに入居する事業者は、最高で2億円の賃料補助を受けることが可能です。
プロジェクトの詳細
この再開発プロジェクトは、敷地面積約5,030㎡、延床面積約99,800㎡、地上36階、地下3階の予定です。建物には業務施設、商業施設、宿泊機能、駐車場などが含まれ、その高さは約185mにも達します。
- - 主要用途: 業務施設、商業施設、宿泊施設、駐車場、地域冷暖房施設
- - 構造: 鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
- - ホテル: プロジェクト内には「パーク ハイアット札幌」が登場予定で、主要な宿泊機能を提供します。
このラグジュアリーホテルは、札幌の大通公園を目の前に望む立地に位置し、自然との調和を大切にした環境を提供することでしょう。高層部に設けられるホテルには、57室が用意され、さらには飲料施設や宴会場など多彩な施設が整備される見通しです。
札幌の未来に向けた展望
札幌市の「大通西4南地区第一種市街地再開発事業」は、都市の活性化、国際競争力の強化、環境負荷低減を目指す大規模なプロジェクトです。平和不動産は、再開発を通じて市民にとって魅力的な空間を提供し、地域の環境問題にも配慮した持続可能な社会の実現に寄与していく方針です。
これからも時代の流れに乗った新しい都市づくりへ、札幌は着実に歩みを進めていくでしょう。